モデルハウス見学関係
2021.08.09
販売モデルハウスを賢く購入しよう
モデルハウスは、見学用と販売を目的とするモデルハウスの2つに分かれます。見学用のモデルハウスでは、住まいづくりの参考となる部分が多いため、数多く見学することをまずおススメします。そして販売用のモデルハウスが気に入って、購入を検討するケースもあるでしょう。この販売モデルハウスは土地も決まっていて、建物も完成していますので、素早く入居をすることができます。大きなメリットですよね。家づくりに時間をかけずに済み、マイホームを実現できるのが、この販売モデルハウスの大きな強みと言えるでしょう。また一方では注意をしないといけない点も多くあります。ここではどこに気を付けると満足のいく良いモデルハウスを購入できるのか、考えていきましょう。
高気密高断熱、高耐震など構造を確認しましょう
これからの住まいには高い耐震性も重要です
北海道の住まいは積雪や寒さ対策が重要なので、高気密高断熱の構造が当たり前になっています。さらに地震や災害などに強い高い耐震性も、最近では考えないといけないポイントです。販売モデルハウスの場合は、そこの構造、強度なども含めてまずセレクトしていきましょう。
敷地内の設備は後付けできるかどうかも見ておく
玄関前に車が2台駐車できるカーポートなどを設置できるゆとりがあるか、必ず見ておきましょう。そして雪の多いエリアでは除雪をする場所についても考えてください。住宅密集地で除雪の場所が無い!こんなときは要検討です。
ポイント
・モデルハウスの構造をチェックすること
・高気密高断熱は当たり前、耐震性も確認したい
・カーポートは後付けできるか
・積雪の多いエリアでは除雪の場所があるかどうか確認
間取り・仕様がライフスタイルに合っているかどうか
長く住み続ける視点が大切
販売モデルハウスを購入する前に、まずここに住み続ける視点で間取りや動線をじっくりとチェックをして検討しましょう。数十年住むかもしれないマイホーム。子どもがいる家庭では子どもがどう成長していくのか。そして子どもが巣立った後は夫婦だけの暮らしになるところも多いでしょう。その時も暮らしやすい住まいになるのでしょうか。また、夫婦だけの場合はお互いの希望が叶う住まいなのか。家族数やライフスタイル、長く住んでいくことを想定して間取りや機能性を考えてください。
間取りを確認するときは、動線と各スペースの広さから
まず、間取りの動線と広さなどをチェックしましょう。例えば玄関ホールからユーティリティやLDKへと行ける回遊式の動線だと、帰宅後もすぐ手洗いに行けます。そしてそこからLDKへ。こんな気遣いのある動線なら、毎日過ごしやすくなりますね。今は清潔第一の住まいづくりが重要なので、この手洗いがしやすいかどうかもチェックポイントにしておきましょう。
そしてLDKが広く開放的だと、家族揃ってもゆったりと過ごせます。キッチンからダイニング、リビングが見渡せると小さな子どもの様子も分かりますので、LDKでは広さとキッチンからの視線がどこまで届くのか確認してください。
窓の位置と大きさ、陽当たり&風通し
1階そして2階それぞれの窓の位置や大きさを確認して、陽当たりや風通し、また道路と隣家からの視線を外しているのかもチェックしましょう。この窓の大きさも後で後悔する人が多いのですが、例えばリビングを窓で囲むと陽当たりは良くてもインテリアの配置に苦労をします。特に天井から床まである掃き出し窓が多いと、お気に入りのインテリアが置けない!という事態になるかもしれません。日当たりなら吹き抜けがあれば上部からも取り込めますので、この窓の位置と大きさに気を付けておきましょう。
ポイント
・住み続ける視点を持つ
・将来のライフスタイルの変化も考えておく
・間取りや動線などの機能性をチェックする
・玄関ホールからユーティリティへ直接行ける回遊式の動線だとベスト
・小さな子どもがいる家庭はキッチンからの視線がどこまで見渡せるのか確認しておく
・窓の位置と大きさでインテリアを置くときに苦労するかも
モデルハウスの設備もチェックしましょう!
欲しい設備があるか、またワークトップの高さは?
販売モデルハウスでは間取りや動線などの他に、必要な設備、欲しかった設備があるかも確認しましょう。例えばキッチン回りだけでもワイドなシステムキッチン、食器洗い乾燥機や食器棚などがあると便利ですね。またキッチン近くにパントリーがあると、より使い勝手の良いキッチンとなります。そしてここで重要なのはワークトップの高さです。必ずキッチン前に立って、作業がしやすいか確認しましょう。毎日必ず使うところなので、このキッチンの高さが合わないと作業がしにくく疲れてしまいます。特に小柄な方は、自分にマッチした高さなのかキッチン前でチェックしましょう。食器棚はダストボックスがきっちりと収まるのかも確認しておいてください。ゴミの整理がしやすいことも、過ごしやすい住まいのポイントになります。
設備は標準仕様、有料オプションで価格は変わります
欲しい設備が付いていても、有料オプションの場合は販売価格にプラスということになりますので、ここで設備は標準仕様なのか有料オプションなのかも必ず確認しましょう。
欲しい設備が仮にすべて有料オプションの場合は、予算をオーバーしてしまいそう。ここでも再度検討するケースになるでしょう。
家具付きモデルハウス販売だと、家具も設備もそのままで安心
販売モデルハウスの中には家具や設備付きの物も多くあります。こんなモデルハウスの場合はオシャレなインテリアも置いてあり、設備も標準仕様。こんな販売モデルハウスだとインテリアの心配も無く、予算を生かしたマイホームを購入することができるでしょう。オシャレな新居を実現する大きなチャンスとも言えます。
ポイント
・必要な設備、欲しい設備は付いているか
・キッチンワークトップの高さは身長に合っているかチェック
・食器棚にダストボックスはスッキリと収まるか
・各設備は標準仕様なのか、有料オプションなのかも必ず確認する
・場合によっては予算オーバーすることも
・家具付きモデルハウスだと、家具も設備も販売価格のままで安心
周辺環境のチェックも忘れずに
夜の人通りやゴミ集積所の場所は?
建物が気に入ったときは周辺の環境もチェックしておきましょう。
夜の人通りや都心までのアクセスはどうか、実際に公共の交通機関を使ってみるのも良いでしょう。さらに意外と忘れがちになるのがゴミ集積所です。あまり遠くても不便だし、目の前にあっても汚れるしイヤなモノです。適度な場所にあるかどうかも必ず確認しておきましょう。
メンテナンスやアフター体制も大切
販売モデルハウスの購入を決断したとき、アフターメンテナンスやリフォームへの対応もチェックしておきましょう。長く暮らせば家のあちこちも修繕する必要が出てくるでしょう。そこで迅速に対応してもらえるのか、また定期点検などの体制は整っているのかも担当者に確認してください。
築1年以内のモデルハウスを購入しましょう
最後に、住宅は築1年以上経つと「中古」扱いとなります。品確法で定める「新築住宅」に該当しないため、住宅瑕疵担保責任保険に加入できません。こうした部分もあるため、モデルハウス購入は「新築」を目途にしておきましょう。
ポイント
・アフターメンテナンスやリフォームへの対応は?
・定期点検体制なども確認しておく
・築1年を超えたモデルハウスの場合、「中古」になり、住宅瑕疵担保責任保険に加入できない
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