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【エクステリア①】アプローチや庭も考えましょう

【エクステリア①】アプローチや庭も考えましょう

「エクステリア」とは住まいの外構のことで、カンタンに言えば家の外回りのことです。例えば玄関ポーチやアプローチ、庭、駐車スペース、ウッドデッキなどですね。建物だけではなく、この外回りを工夫してステキにすることで、我が家がより魅力的になります。モデルハウスを購入したとき、玄関前やウッドデッキ、庭は自分流でプランすることになるでしょう。ここでは最初に玄関ポーチとアプローチ、庭について説明していきます。そして次回は駐車スペースとウッドデッキについて、2回に分けてどんなスタイルが良いのか考えていきます。そして自分スタイルの住まいを、思い思いに描いてみてください。

エクステリアのデザインはトータルに考える

家の外回りですが、敷地をどう使うのか、まずプランニングをしてみましょう。大体でいいのです。ここは駐車スペース(カーポートorガレージ)、ここは庭、ここはウッドデッキなどなど。こうやってレイアウトを考えることで、おおまかな位置関係が把握できます。そして大切なのはどうデザインしていくかということです。外観のイメージや玄関ドアの素材、風除室は設けるのかどうか。トータルにバランスを考えながらデザインしていきましょう。

アプローチは玄関ポーチとの調和を大切に

アプローチは玄関までの誘導路なので、目立つ場所でもあります。ここはスマートにデザインしましょう。まず玄関ポーチはレンガタイル仕上げなのか、コンクリート仕上げなのかも、頭に入れて考えること。この玄関ポーチからアプローチを上手に繋げることで、家の印象もグッと変わります。玄関ポーチがレンガのときは、アプローチはレンガ使いのインターロッキングが良いでしょう。色味の違うタイルを並べれば、さらにオシャレな印象になります。また玄関ポーチがコンクリート仕上げの場合は、アスファルト舗装にしたり、薄いブルーなど色味のついた大き目のタイルや石を並べてもカッコイイですね。このように玄関ポーチの素材を含めて考えていくと、アプローチのことを楽しくプランできます。

アプローチの素材を決めた後は、曲線にするなどデザインしましょう

アプローチに使える素材は、アスファルト、タイル、レンガなどの他にも、枕木や天然石などがあります。玄関との流れを含めてアプローチの素材を決めた後は、どう玄関まで誘導するか考えましょう。レンガの場合でも規則正しくまっすぐにするケースから曲線を描いたり、扇形にしたりそのデザインは好みによってさまざまです。敷き方ひとつで同じ素材でも印象は大きく変わりますので、じっくり検討したい部分です。


グリーンや花に囲まれた魅力的なアプローチですね

グリーンや花に囲まれた魅力的なアプローチですね

長い年月使用するので、掃除がしやすく美観が保てるようにすること

アプローチも一度作ると長い年月そこを歩くことになりますので、何より掃除も必要になります。そこで、掃除のしやすさも頭に入れておきましょう。そしてお客様や道を行く人の目につく場所だけに、意識して常にキレイにして美観を保ちましょう。

玄関ポーチやアプローチのライトアップも考えましょう

玄関横の照明やアプローチにもひとつポールタイプのライトがあると、防犯面でも安心の材料となります。人が近づくとライトアップする人感センサー付きなら、人をいち早く察知。こうした照明も大切な部分なのでぜひ検討してください。

庭門や塀もエクステリアの一部

門や塀についてもエクステリアの一部ですが、北海道ではあまり見かけることはないですよね。「お家の敷地を囲いたい、でもあんまり大げさなのは嫌」という方は、ツルバラやクレマチスなど蔓(ツル)性の植物を使って塀やアーチにすると良いでしょう。ステキな新居を植物が囲むことで、新居が一層映えると思います。


どんな庭にしようか。年月をかけて創りあげていく

焦らず時間をかけてつくる、自分たちの「庭」

念願の庭づくりですが、庭は最初から完成形ではなく、年月をかけて好みの庭に仕上げていきましょう。まずどんな庭にしたいのか、プランを練ってください。野菜づくりが好みなら、野菜畑にしても良いし、季節の花や植物を植えるのも楽しい。こんな風にイメージづくりからスタートしましょう。そして時間をかけて、ていねいに作り上げていきます。雑然と花だけ植えても、いずれバランスが心配になりますので、最初が肝心です。

希望する庭のテーマを決めておくこと

最初に考えたいのは、どんな庭にしようかということです。

  • 四季の花を楽しむ家
  • スズメなどが遊びに来てくれる庭
  • 葉ものでまとめる庭
  • シンボルツリーに果実のなる木で実りを楽しむ
  • 野菜やハーブなどを楽しむキッチンガーデン
  • 子どもの遊び場になる芝の庭
  • バーベキューなどを楽しむ庭

どれも楽しそうな庭ですよね。このように、テーマを決めておくと、庭のプランも考えやすくなります。


玄関前にシンボルツリーがある家

玄関前にシンボルツリーがある家

庭スペースが狭いときはコンテナガーデンやハンギングバスケット

そんなに広い庭が作れない、ガレージでいっぱいになってしまう。こんな時はデッドスペースを上手に生かして、玄関横や敷地ギリギリの場所でコンテナを使ったコンテナガーデン、さらに木製のフェンスなどを設置して、そこをハンギングバスケットで彩っても良いでしょう。また玄関横にアイアンのブラケットを取り付けて、そこにハンギングバスケットを下げてもオシャレです。狭くても、このようにワンポイントでグリーンやお花を楽しみましょう。


ハンギングバスケットでお花を楽しむ

ハンギングバスケットでお花を楽しむ

人気が高いのはやっぱり「イングリッシュガーデン」

庭のスタイルはいろいろあります

【イングリッシュガーデン】
ガーデニングでもっともイメージされるスタイルで、家の周りで花づくりを楽しんでいる英国の田舎のコテージガーデンが原点です。植物を自然のままに植え込み、素朴で美しい季節の花々が好まれています。ここでのポイントは1年を通してさまざまな色彩が楽しめる植物や花を植えること。そして緑の芝生もあれば、よりその鮮やかな色彩を楽しめるでしょう。ちょっと空いたスペースにはベンチやテーブル、チェアを置いてもオシャレですね。


アーチ部分にベンチを置いた美しいイングリッシュガーデン

アーチ部分にベンチを置いた美しいイングリッシュガーデン

【ボーダーガーデン】
ボーダーガーデンとは、壁などに沿った細長い帯状の庭で、花壇の手前に草丈の低いものを植え、後ろに行くにしたがって草丈の高い宿根草、クレマチスやシャクヤクなどを植え、自然な立体感のある庭です。ここではメインの花と色を考えましょう。バラなら白か赤か。それだけでも庭のイメージが変わります。できるだけ季節の花を楽しめるように考えてみましょう。

【ウォールガーデン】
壁に花や葉を配する庭です。敷地が狭い場合によく見られ、庭のスペースが無くても可能なガーデンスタイルです。フェンスやラティスにハンギングバスケットを掛けて花などを楽しむ方法もあります。

【ロックガーデン】
高山植物や山野草中心の庭です。植えるだけではなく、植物が育つ環境も石や岩などで再現します。登山などアウトドアが好きな方は、好みの庭づくりかもしれません。

以上、庭の種類を簡単に説明してきましたが、「どうしても無理!」というときは、玄関ポーチにプランターや大きなウッドバレルにお花を植えて並べても良いでしょう。これだけでも潤いになります。そして四季折々の自然がはっきりしていて、色鮮やかな花や緑を楽しめる北海道では、敷地にゆとりがあればイングリッシュガーデンがピッタリマッチすると思います。この庭づくりとアプローチのプランは同時に考えてください。花々に囲まれた庭の真ん中にオシャレなアプローチがあると、より心地良い住まいとなるでしょう。


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