リモートワークをするスペースはありますか？

最近、自宅で仕事をするリモートワーク、テレワークなどが増えてきています。これも時代の流れのひとつ。出社することなく、自宅で自由度の高い仕事をすることができます。ここで難しいのはオンオフの切り替えと、仕事をするスペースはあるのか？ということでしょう。日中も自宅で仕事をすることになりますから、ひとりになれる場所も必要ですよね。そして今は会社で仕事をしていても、将来的には自分もリモートワークになるかもしれません。こうした予測も含めて、モデルハウスやオープンハウスの見学時には、在宅用の仕事部屋があるかどうかチェックしておきましょう。

モデルハウスでは、仕事部屋を探しながら見学する

ある程度の広さは欲しい。デスクとイスは置けるか、また本棚は？

仕事場として機能させるために最低限必要となるのは、引き出しのあるデスクとイス、そして本棚。他にも資料入れなども必要になるでしょう。さらにパソコンと周辺機器もセットすることになると思います。パソコン本体にプリンター、スキャナーなど、そして職業によっては他にもさまざまな物が必要になるでしょう。これは狭い空間ではちょっと厳しいですよね。ひと息つけたいときのテーブルや一人掛けのソファなどを置くことを考えると、在宅用の仕事部屋はある程度の広さが必要です。

広さは最低でも5～6畳。そして個室であること

仕事部屋ですから、オフィスと同様に考えなければいけません。パソコンや電話を使いながらの仕事になりますので、最低でも５畳以上の個室にしたいところです。例えばオープンなフリースペースにカウンターがあると、「ここで仕事をするとちょうどいい」などと思いがちですが、子どものいる家庭では子どもがそこで遊びだしたり、生活音が響いたり、仕事をするにはちょっと難しいかもしれません。フリースペースは便利ですが、仕事には向かない空間なので、ここはパスしておきましょう。

リモートワーク、テレワーク用の空間が欲しいですよね

ちょうど良い個室があったときのコンセントの数と位置

あるモデルハウスで６畳の個室があり、仕事用にしようと思ったとき、そこではコンセントの数と位置もチェックしましょう。そして仕事がしやすいように、デスクが置け、パソコンや周辺機器も置けるのか、カンタンに図にして考えてみます。コンセントの数が足りないときはタップや配線を整理するケーブルボックスを使用すると思いますが、それでスマートに収まるのかも考えましょう。

窓の位置と日の入り方も考えておく

窓の位置が南側にあると、日当たりは良いですが、夏は暑い場所にもなります。さらに窓が一カ所だと通風もあまり期待できず、夏は暑さのためにエアコンが必要になるかもしれません。できれば角部屋で窓が２カ所あれば風の通り道になりますので、東向きなどの角部屋がベストです。リビングにエアコン、仕事部屋にもエアコンではコストもかかりますので、そこも考えておきましょう。

室内の日当たりや風遠しも考えましょう

狭い場合はクロゼットを書棚などに変身させる

そうはいっても、なかなかゆとりの広さを持つ仕事部屋が厳しいときは、壁にあるクロゼットをDIYで書棚などにして、資料入れのケースなどもここに収納できると室内をスッキリとさせることができます。この収納スペースの工夫で、仕事もしやすい場所になりますので、考えてみてください。

モデルハウスはいいけど、リモートワーク用の部屋がないとき

個室が無理な場合は、寝室のコーナーを利用する

気に入ったモデルハウスがあっても、個室のリモートワーク用の部屋は難しい。そんなときは寝室のコーナーを無理矢理仕事用のスペースにしましょう。できれば敷居で囲って、１坪程度のスペースを確保します。そこにデスクとパソコンなどを置けば、あっという間にリモートワークスペースに。寝室なら日中も子どもたちが来ないし、音の問題も解決します。

寝室のコーナーを活用しましょう

ウォークインクロゼットにもデスクとパソコンを置けます

広いウォークインクロゼットがある場合はここを仕事場にもできます。ただしコンセントが無い場合は無理だと思いますので、まずコンセントがあるのかをチェックしましょう。そしてここにも照明があるとより便利になります。

リビングの一角にリモートワーク用のスペースをつくる

子どもがいる家庭では、幼稚園や保育園に行っているときは自由に仕事ができます。またパソコン台などを使っても良いでしょう。職種にもよりますが、パソコン１台で仕事ができる場合はこのように広いリビングに工夫して仕事場を作っても良いでしょう。

スケルトンの階段下にデスクを置く

リビングのスケルトンの階段下は、結構ゆとりがありますので、ここにデスクを置いても大丈夫です。この場合は室内の雰囲気に合わせてデザインにも凝ったデスクにスタンドライトなどがあるとステキです。

仕事がしやすく、そしてオシャレな空間にしましょう

個室のリモートワーク用の空間もオシャレに

仕事用の空間でも、やはりこだわりのデザイン、魅力の場所にしたいものです。そこで、どのようなテイストの部屋にするのかまずイメージしましょう。アンティーク風にまとめたいなら、デスクやイス、書棚もその雰囲気にマッチしたもので揃えましょう。お気に入りの雑貨なども並べて、好きな音楽を流して。仕事もきっとはかどるでしょう。

女性なら南欧風や北欧風のファブリックやインテリアで魅力をアップ

今人気の北欧風や南欧風のインテリアでまとめても、楽しいと思います。ミセスでも自分の個室が持て、好きな空間にできるのなら、この際こだわりや夢もプラスして、ステキなリモートワーク用の部屋にしましょう。デスクとイスの他に、オシャレなチェアを置いたり、スロアスタンドを置いてみたり。仕事に必要なの？と家族に言われてもいいのです。好きな空間にしてこそ、仕事もしやすいと思います。

グリーンに囲まれたステキな空間

インダストリアルな男の空間も良し

インダストリアルとは、金属などを使った武骨で、ヴィンテージな雰囲気に満ちたコトを言います。どちらかというと男性向きで、DIYでクロスから変えてみるのも良いかもしれません。そしてサビ加工のされたデスクやイスなどヴィンテージ風の物を使用すると雰囲気もアップするでしょう。仕事部屋とは言っても快適な空間、好きなデザインにした方が仕事の効率も上がるでしょう。

４畳半の和室をリモートワークの部屋にする

和室の場合はクッションパネルやジュータンなどを敷いて、仕事がしやすい空間にもできますが、タタミの味わいをそのまま生かして座卓に座布団でもステキです。そしてパソコンなどを置いて、資料などは和を生かした収納にしましょう。ここも吊り押し入れなどがあるときは、ここを資料などの収納場所にしても良いかもしれません。

背中を壁にして部屋の中を眺めるようにデスクを置く

昔からのジンクスですが、背中に壁があると「大きな後ろ盾がつく」と言われています。これを信じるのは別にしても、窓の無い壁に向かって仕事をするのは知らず知らずのうちに窮屈な感じになるかもしれません。空間に余裕があるときは、デスクの配置についても考えてみましょう。

個室のときは、施錠できるようにしましょう

最後に、リモートワークをする部屋はできるだけ施錠できるようにしてください。不在時に子どもたちが入ってイタズラ書きをすることも考えられます。そしてどのような仕事でも情報を扱う以上、守らなければいけないこともあります。モデルハウスなどを購入して、リモートワークの部屋を決めている場合は、鍵付きの取手に取り換えてもらえるか交渉してください。また、個室が無い場合は施錠ができる書類入れなどを購入しておきましょう。

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