モデルハウス見学関係
2021.04.02
水回りスペースの機能性を参考にしましょう
水回りスペースというのはキッチンやユーティリティ、浴室、トイレなど「水」を使う場所のことをそう称しています。お料理や後片づけ、洗濯、洗顔、手洗いなど家族が毎日使うところで、家の中でも最も使用頻度が高いので機能性を大切にしたいところです。朝ごはんを食べて身支度をして子どもたちは学校へ。そして親は通勤へ。本当に忙しく過ごす場所ですから、その住まいの居心地を大きく左右するといっても過言ではありません。
そこで今回は、2階建ての住まい、ビルトインガレージ2階建ての住まい、ビルトインガレージ3階建ての住まい、平屋の間取りを例にあげて、その機能性をチェックしてみましょう。きっと「なるほど、こうしたら良いのか!」というアイデアが含まれているはずです。これから自分たちが見学するモデルハウスの参考にしてください
玄関ホールから洗面所、リビングへ行ける2階建ての住まい
嬉しい水回りの回遊式動線
この住まいは玄関ホールから洗面所へ、そしてリビングにも行け、キッチンから回遊できる機能性たっぷりのプランです。家に帰ってきても、まず洗面所でうがいと手洗いをして、そしてキッチンへ行けばリビングを通らずに行動することができます。そしてこのプランは1階洋室にもドアが2カ所にあるため、階段を中心とした回遊式の動線も実現しています。とにかく1階にいればどこからもリビングやキッチンに行きやすく、理想的なプランと言えるでしょう。さらにリビング階段なので、子どもたちなどが上り下りする時を確認できるのもポイントです。2階にはインナーテラスもあり、日差しを目いっぱい取り入れながら、家族の個室が並んでいます。心地よく暮らせる魅力ある住まいと言えるでしょう。
ビルトインガレージ2階建ての住まいは2階リビングに
キッチンから直線で行ける水回りスペース
1階にガレージをビルトインしたプランでは、1階が洋室などのプライベートスペース、2階がパブリックスペースになります。車庫上部がリビングになり、さらに2段ほど階段を上がればダイニングとキッチンに。段差を設けることで空間に独立性があり、お客様がきてもゆったりとリビングでくつろぐことができるでしょう。この2階のリビングは日当たりも期待でき、住宅密集地などでは十分な日差しを取り入れる快適なプランです。
また、この住まいでは、キッチンから洗面所、ユーティリティ、浴室などへ直線で行くことができます。水回りスペースを一か所にまとめることで、手を洗う、うがいをする、顔を洗う、そしてお風呂に入るなどの動きも簡単になりますよね。さらに家族が家事をしながら、洗面所やユーティリティなどで作業をすることができるので、こうしたプランも暮らしやすいといえるでしょう。そしてトイレが1、2階にあるのもポイントです。1階のトイレはプライベートな時間を過ごしているときや就寝前などでも2階に行くことなく行けるので、これもジミですが便利な提案といえます。予算に余裕があるときはトイレもできれば各階にプランしましょう。
ビルトインガレージの3階建て住宅も暮らしは快適
札幌などの都心部で多い3階建ての住まい
土地が狭かったり、住宅密集地などでは3階建てプランもよく考えられる住まいです。北海道では特に都心部の札幌エリアなどでは、そうそう広い土地も獲得しにくい状況です。その場合は小さな土地でも3階と上にフロアを伸ばすことで、快適な住まいとなります。ここで紹介しているプランでは1階はビルトインガレージとし、玄関や収納スペースの他に広い洋室を設けています。家族構成によっては2世帯で暮らすこともできそうな感じですね。それだけゆとりのある間取りとなっています。2階はリビングとキッチンなどのパブリックスペースになっていますが、キッチンを中心に回遊式の動線となっていますので、洗面所や浴室、トイレなどに行きやすくなっています。帰ってきてまず2階に行っても、リビングを通ることなくキッチンから他の水回りスペースに行けるので、巧みに設計された2階フロアと言えるでしょう。そして3階は家族のプライベートスペース。ここのプランも2、3階にトイレがあるので、便利な提案となっています。
今人気の平屋も考えてみましょう
平屋ですっきり暮らしたい時はこんな間取り
平屋も今では人気のあるプランで、コンパクトに暮らしたいというシニア層から若い夫婦まで平屋の住まいを検討する人が多くなっています。階段のない、上り下りのないフラットな住まいは暮らしやすく、そして安全性も高い家といえるでしょう。ここで紹介している平屋の住まいは特におススメしたいプランです。まず玄関からはホ―ルと納戸へ行けるのですが、この納戸からも室内に出入りができるので、玄関から2方向に室内へ行ける動線となっています。そして、すぐキッチンがありますが、アイランドキッチンになっているため、ここでも左右とも行き来ができます。キッチンを中心とした回遊式の動線です。買い物などから帰ってきて、食材や日用品を納戸に置いて、そのままキッチンへ行けるのですから、とても快適、便利な動線ですよね。この納戸からキッチンや玄関に行けるのが大きなアイデアになっていると言えるでしょう。
平屋は寝室から行きやすい水回りスペースも快適
そしてまたひとつ注目したいのが、6畳の洋室を寝室とした場合、そこからまっすぐトイレや洗面所、浴室に行きやすいことです。こういう動線であれば、仮にシニア層なら暮らしやすい水回りスペースの配置と動線といえます。トイレ、洗面所、浴室すべてに窓があるため、開放感もたっぷり。自分の年齢や暮らし方を考慮して、このように寝室から行きやすい水回りも便利なので、ひとつの参考にしてください。
動線も良く、使い勝手が便利なアイランドキッチン
この平屋の魅力にはアイランドキッチンもあげておきましょう。広さに余裕があれば、壁付きのキッチンよりは動きやすく、そしてデザインによっては空間のステキなアクセントにもなります。大きなカウンターも中央に置いているので、お料理を並べたり、素材を置いたりまたひとつ便利なポイントになっています。このように水回りスペースという、一見後回しになりそうな場所こそ、大切な部分と言えるかもしれません。モデルハウスの見学等では、必ず入念にチェックしておきましょう。
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