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洋室VS和室、どっちが好き?上手な和室の作り方は?

洋室VS和室、どっちが好き?上手な和室の作り方は?

最近の住まいはリビング横に洋室を作って、子どもの遊び場や客間などにする間取りが増えています。各モデルハウスでも、そうしたケースが多いことでしょう。キッチンからダイニング、リビングへと続きその部屋を開放することで、子どもが遊んでいても目が行き届く。若い世代には暮らしやすい間取りといえます。でも、ふと考えてみると、和室のある家が少ないような気はしませんか?タタミのある空間です。タタミとは皆さんご存知だと思いますが、日本の伝統的な床材です。イグサで織った敷物で、昔の住まいはこのタタミを敷いた和室が中心でした。そして最近はこの和室の無い住まいが多くなり、カフェ風のおしゃれな住まいや輸入住宅など、洋館さながらのおしゃれな空間づくりが増えています。そしてタタミも、1畳だけではなく半畳タタミも出現し、色合いもさまざま。タタミも進化しておしゃれになりました。

さて、自分の家を建てるとき、あなたは和室を作りますか?やっぱり洋室でフローリングに囲まれた部屋だけにしますか?今回はモデルハウスでも、そこをポイントに見学してみましょう。そして和室と洋室、それぞれのメリット・デメリットをここで紹介していきます。

リビングの横の部屋は洋室?和室?それぞれのメリットとデメリット

リビング横が洋室のメリット

この場合は引き戸にすることで、オープンにするとリビングの延長として開放的に活用できます。この空間を子どもの遊び場にすると、キッチンからも見渡せてママが家事をしていても子どもたちの様子が分かり安心ですね。洋室で遊ぶときのメリットはテントや滑り台付きのジャングルジムなど、大型のおもちゃを置けることです。レール付きのおもちゃもここでなら大丈夫。さらにカウンターを設けたら書斎やアトリエ、趣味の空間にもなり、大人が活躍する場所にもなります。また、インテリアはリビングやダイニングと統一感が持ててスッキリ。そこも大きなポイントです。


リビング横の洋室はオープンに

リビング横の洋室はオープンに

リビング横が洋室のデメリット

洋室の収納スペースがクロゼットの場合は、一面に設けたとしても、奥行きがあまり無いプランがあります。衣類やカバンなどは収納できても、たくさんあるおもちゃの収納には向いていません。ここで子どもが遊ぶ場合は、おもちゃの収納スペースもきちんと考えておきましょう。DIYで棚を作ったり、大きなカゴなどを利用して、すっきりと整理することを心掛けてください。また、床材に傷を付ける、いたずら書きの心配がある場合は、床にクッションマットを敷いておくなど、床面に直接触れないようにすることも工夫のひとつとなります。どうしても自由に遊びたい子どもたち。ゆったりと過ごすには床面に気を付けましょう。

リビング横が和室のメリット

リビング横にこだわらなくても、タタミの和室があると住まいの活用方法は広がると言って良いでしょう。例えば赤ちゃんがいる家庭では、タタミの空間があると座布団の上に寝かせることもできます。そのままあっちこっちに転がっても大丈夫。ハイハイし出してもタタミの上ならヨゴレなどの心配も軽減します。そして何と言っても心地よい。大人も横になって昼寝をしたり、くつろぐことができ、洋室とは一味違った時間を過ごすことができます。椅子で暮らすことより、横になることが好きな方は和室の方が向いているといえるでしょう。


リビング横が和室の場合

リビング横が和室の場合

リビング横和室のデメリット

タタミは日当たりが良いと日焼けをしますので、いつもは嬉しい「日当たり」もここではちょっと困った問題になります。日焼けをして色味が薄くなったり、まだらになってはせっかくの和室の雰囲気も台無しに。特に南面にある場合はこの日焼け防止のためにジュータンやマットを敷くお宅が多くあります。これで日焼けは防止できますが、せっかくのタタミの感触も味わえません。和室を考えるときは、こうした日当たりとの関係も頭に入れて検討しましょう。「この和室ステキ!」でも南向きの時は、チェックしておくことです。


調質効果のあるタタミ。夏は涼しく冬を暖かくする、北海道ならタタミが効果的

タタミには調質効果もありますので、湿度の調整も行ってくれます。夏は涼しく、冬は暖かい。まさに北海道こそタタミ!なのです。こうしたタタミの特徴や見た目の魅力を生かして、ステキな和空間があれば、きっと居心地もいいはず。例えば「スマートな北欧風の空間を作りたい。でも、タタミも上手に取り入れたい」。こんな方もいるでしょう。やはりタタミが持つくつろぎ感、イスじゃなくて床に座れるタタミスペースがあれば重宝するのです。そして工夫次第でステキな住まいのアクセントにもなりますので、家づくりを検討している方はモデルハウスでタタミの使い方などを中心に見学してみましょう。そしてここでは、和室、和空間、タタミスペースの参考例をあげてみます。

小上がりの和空間

リビング横に段差のある小上がりの和空間をプランして、タタミは半畳タタミの色違いで市松模様にします。この半畳タタミを使うだけで、和空間もポップな印象になりますので、ぜひ一度実現してほしいところです。そして段差の部分は引き出しにして収納スペースにすると、さらに機能性もアップ。ここでは間仕切りをせずに、オープンにしておくことでおしゃれなデザイン空間に見えるでしょう。


小上がりの和空間、下は収納に

小上がりの和空間、下は収納に

掘りコタツのある和室

古民家風の住まいなど、木目を中心にした日本家屋の良さを取り入れた住まいでは、リビングの横に掘りコタツのある和室を作ってみるのもステキです。またはリビングそのものを和室にしても良いでしょう。掘りコタツがあることで、昔懐かしい雰囲気を醸し出し、ここでアクセントになるのは座布団やクッションの柄です。思い切って北欧柄のクッションにしたり、派手でカラフルなものにしたり、いろいろ楽しんでみましょう。そして照明はアンティーク風のペンダントライトにするなど和洋折衷の楽しみ方もおススメしたい部分です。無理に床の間などは設けなくてもOKです。和の楽しみ方としては、昔の桐タンス、階段タンスなどがあると雰囲気もさらにアップするでしょう。


掘りごたつも魅力的ですね

掘りごたつも魅力的ですね

リビング階段下スペースを利用して和の空間に

スケルトン階段の場合、階段下がすっきりと空いているので、ここを巧みに利用してタタミスペースにもできます。その広さは2畳程度でしょうか。ここも半畳タタミなどにして色味を考えるとリビングのステキなアクセントにもなります。そしてちょっと横になりたいときはここでゴロッとする。または子どもたちが占領しておもちゃを並べる場所にもなるでしょう。階段下という小さな空間でも楽しくタタミを活用したら、くつろぎの場にもなります。また、若干高さに余裕があるときは段差を付けて、引き出しにしても便利です。子どもの着替えやおもちゃなどを収納できれば、ママの作業もラクになるでしょう。

中2階スペースをタタミにする

1階だけではなく、広めの中2階もタタミを活用することで、ゆったりと過ごすことができます。カウンターや書籍棚を設けて、座椅子でも置けば、ひとりでのんびり読書も楽しめるでしょう。できれば窓があれば、その景観も楽しみながら憩いの時間になります。広さに余裕が無ければ半畳タタミを4枚並べるだけでも、ステキな空間になります。

このように、どんな場所でもタタミを使うことで、より一層くつろぎの住まいになります。モデルハウスでのタタミの使い方なども参考にしながら、快適なマイホームの計画をしていきましょう。


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