• Facebook
室内の床材や使用している内装材を確認しましょう

室内の床材や使用している内装材を確認しましょう

モデルハウスを見学するときはノートやメモ、スケッチなどにして、後の参考にすることをおススメしてきましたが、さらに家づくりの大きなポイントになるのが、床材や壁などの「内装材」です。この「内装材」の種類には「床材」、「壁材」、「天井材」などがあります。簡単に言うと床・壁・天井ですね。そしてもっと深く見ると、「廻り縁」や「巾木」なども含まれます。モデルハウスなどを見学するとついつい好きな部分や全体像にとらわれがちですが「そういえばあそこの壁クロスは何色だっけ?」なんてこともあるでしょう。ここでは室内のイメージを決定すると言っても良い内装材について説明していきましょう。

床材にはどんな種類があるの?

「フローリング」

リビングや個室の床材はフローリングが一般的で、無垢材のフローリングか合板のフリーリングかに分かれます。無垢材の場合は木が持つ温かみや魅力は表現できますが、価格がちょっと高めになります。「でも、どうしても予算内で無垢材のフローリングにしたい」というときは、1階は無垢材のフローリング、2階は節約して合板のフローリングなどにすると、予算も上手に使えるでしょう。また無垢材の場合はその木の種類によって風合いも色味も変わりますので、モデルハウスではぜひその無垢材の種類を確認してください。気に入った場合は、同じ素材を使用することでマイホームのイメージもより具体的に膨らむでしょう。そして担当者などに話が聞ける場合は、フローリングのお手入れ方法なども聞いておくと、家づくりの参考のひとつになります。


無垢材のフローリングでゆったりと

無垢材のフローリングでゆったりと

「クッションフロア」

水や汚れに強い樹脂のフロアで、弾力性があり主に水回りスペースなどで使用されるのが「クッションフロア」です。デザインや色合いも多彩なので、キッチン、ユーティリティ、脱衣室やトイレなども、個性的におしゃれにすることができるでしょう。耐久性もありますので、お手入れをしていけば長く痛むことなく使用できます。


クッションフロアも多彩な柄があります

クッションフロアも多彩な柄があります

「フロアタイル」

木目調からマーブル模様の大理石調、タタミ調、多彩な柄までデザインの幅は広く、木目調でもカラフルな色合いで個性たっぷりのものもあります。このタイルを使用する場合は、特に白を基調としたものを使用すると室内が明るくなり、高級感も出てくるでしょう。おススメなのはリビング・ダイニング・キッチンです。キッチンでも拭き掃除が簡単にできますので、水回りやパブリックスペースに一貫して使用すると、視覚的にも広く感じることができます。またヘリンボーン柄のタイルだと木目にも見えて、さらにおしゃれな空間になるでしょう。住まいづくりの可能性を広げてくれるのが、この多彩な「フロアタイル」といっても良いかもしれません。


楽しい木目調のウッドタイル

楽しい木目調のウッドタイル

壁の内装材、これも種類は豊富に揃っています

まず代表的なのが「壁クロス」です

この壁クロスにはビニール、紙、布などの種類があり、その模様や柄もさまざま。それぞれ壁に糊で貼りつけていくのですが、最もポピュラーな壁の素材といえるでしょう。お手入れもしやすく、またコスト的にもセレクトの仕方によっては安価に抑えるメリットがあります。張り替えも自由にできるため、リフォームやDIYなどで、また違った印象の空間にすることも可能です。長く暮らすマイホームの場合、お子さんがちょっと汚したり、ペットがクロスをいたずらしたり、アクシデントもありますが「張り替えしやすい」これがクロスの良いところといえるでしょう。


漆喰、珪藻土などの塗り壁も独特の風合い

自然素材の漆喰や珪藻土もその塗った形状を生かした、個性的なデザインの住まいを作ることができるため人気があります。DIY好きのオーナー自ら塗るお宅もあり、お子さんたちの手形を付けて、日付を入れると家を建てたときの記念にもなります。また家族全員で何か記念の細工をしても、ほほえましい家づくりの一コマといえるでしょう。自分たちが参加してこんなことができる家づくりも楽しいものですよね。もちろんプロにお任せして、自然素材ならではの風合いを楽しむと快適な毎日にもなりそうです。

調質作用のあるエコカラット

空気を調質しながら空間の彩りにもなるのが「エコカラット」です。デザインは石目調あり、モザイク調あり、フロア調もあり。室内の他のデザインを考えてセレクトすると、優雅なアクセントにもなります。リビングやダイニング、寝室などに活用すると室内もより魅力がアップするでしょう。健康的な毎日を過ごすひとつの工夫ともいえます。

レンガや天然石も高級感のあるアクセントに

その他、レンガや天然石も室内に一部使用することで、大きく印象が変わります。例えばリビングや階段などに使用するのがポイントになります。ここで気を付けたいのはあまりボリュームを多くせず、あくまでもアクセントになるように、おしゃれな飾りとして考えること。雪の多い地域ではレンガに薪ストーブなどがあると、雪景色も心地よく雰囲気たっぷりの住まいになります。

天井の素材は?壁の延長と考えるか、まったく別に考えるか

それは二択になります

天井の内装材は壁と同じか、まったく違うモノにするか、この二択が多いと思います。例えば天井の高い平屋などの場合は、壁は白いクロス、そして木目の斜め天井にするなど、使い分けることによって室内に彩を添えても良いでしょう。これを板張り天井といいます。また、合板やクロス、ボードなどを使用するのは張り天井。塗り壁の場合は左官仕上げ。日本家屋では天井の梁や柱もあらわしにして、その木の感触を味わいながら歴史の変化を楽しめます。こんな家もステキですよね。家全体の間取りやデザインを考えつつ、こうした天井の内装材についても検討しておきましょう。

廻り縁や巾木とはどこにあるのでしょうか

廻り縁というのは、壁と天井の張り合った部分にある、ぐるっとつながっている木の細工のことです。例えば壁が白で天井も白い場合、好みにもよりますが、この廻り縁も白い方がすっきりとした感じになりそうですよね。一方巾木とは、壁と床をぐるっと貼り合わせた部分の木の細工です。この廻り縁と巾木はできれば同じ色味やデザインにすることで室内がより引き締まった感じになるでしょう。また、ドアや収納の扉などを建具といいますが、この建具もできれば一体感がほしいところです。この廻り縁と巾木は素材もデザインも豊富にあるので、家づくりの時は、ここのセレクトもポイントにしてください。

内装材と建具の関係もチェックしましょう

先にも説明しましたが、ドアや収納の扉などは建具といいます。この建具も家づくりには大切です。例えば「カフェ風の家にしたいからドアはブルーに」という方は、取っ手はサビ付きゴールドにしてみるとアンティーク感も出てきて、良いかもしれません。このように、自由に好みを生かすことができ、そして室内の雰囲気も大きく左右する部分といえます。インテリアや照明、カーテンなども含めて、この建具についても同時に検討しておきましょう。

内装材を中心に説明してきましたが、モデルハウス見学時では、ここも大切なポイントになります。気に入った内装材や建具などは忘れないうちに描いておくと、家づくりが進んだ時に具体的な希望として伝えることができます。また細かい部分ですが、廻り縁や巾木の色やデザインも見ておいてください。できればこの内装材や建具、廻り縁、巾木についてもスケッチブックに描いておきましょう。


クロスなどで遊び心のある空間づくり

クロスなどで遊び心のある空間づくり

注文住宅検討者必見の「モデルハウスナビ」では、人気のモデルハウスを常時100棟以上掲載中です。
すべてのモデルハウスをバーチャルで閲覧できるのが特徴です。
ぜひ、好みのモデルハウスを探してみてください!