モデルハウス見学関係
2021.04.02
間取りはイラスト&メモをしながらチェックする
今までモデルハウス見学の時はチェックシートを持って行こう等、いろいろ説明してきましたが、もうひとつ余裕があるなら、小さなスケッチブックやノートを持っていき、気が付いたところは図にするかイラストをざっと描いてみましょう。目で見て分かるようにそのモデルハウスの特徴を記録しておくと、さらに便利になります。たくさんの住まいを見ても、記憶があいまいになってしまってはもったいないですよね。「あのモデルハウスの階段はどうなっていたっけ?」ということもあるでしょう。ある程度メドを付けた後なら何度も見学して確認できますが、時間がない、休みがあまりないとういうときは、一度で分かるようにしておくと考えがまとまりやすくなります。
では、スケッチブックかノートを用意してください。
部屋の空間や窓の位置などは間取図で分かります
以前も説明したように、事前に間取図があれば、ある程度の家の中のことがイメージできます。その広さや動線は間取図に書き込むだけで良い準備になり、そして後の見学時の良い情報となります。でも、実際にモデルハウスを見学すると、その間取図だけでは分からなかったタテの空間の開放感や、細かな部分の素材などが分かり、イメージとはちょっと違うこともあるでしょう。こんな時は、そのモデルハウスをスペースごとに、パーツごとにチェックして、イラストとメモ書きにするとより分かりやすくなります。
見学して印象的なところはイラストにしてメモを書く
自分たちが分かればいいので、興味があるところを抜き出してイラストにし、メモ書きをしてみましょう。例えば、子ども部屋を見たとします。デスクや椅子、ベッドなどがあると思いますが、まずクロスの色を見てみます。ピンクやブルーでかわいらしく彩られていたときはその色も書き込みます。そしてクロゼットなどの収納スペースの大きさや使い勝手なども絵に描きながら、そこに感想をメモしていきます。「洋服は何着ぐらい収納できそう」、「棚付きだから帽子やカバン、小物はここで整理できそう」など、思ったままで良いのでメモしておきましょう。そうすることで、細かい部分も後で確認できます。
またフリースペースがあるときも、カウンターや造作棚があるか、窓はあるのか。どんな感じで使えそうか、などここもメモしておきましょう。こんな感じで各部屋の印象などを、イラストにしたりメモを書くことで、間取図と合わせて良い検討材料となります。個室の場合はクロスの色や素材、収納スペースの使いやすさなどをチェックしておきましょう。
間取図では分かりにくい部分も実はあります
それは階段です。階段の位置はもちろん分かりますが、それがどんな階段なのか、踏み板はどんな素材でスケルトンなのかどうか。そして手すりはどんな感じなの?リビング階段の場合は特にその空間の印象も左右するのに間取図では位置と踊り場の他は分かりにくいところだと思います。そう考えるとリビングの大きなポイントとなる階段こそ必ず見なければいけないところといえるかもしれません。
例えば黒いアイアンの手すりで、踏み板は木目のシンプルなスケルトン階段なら、室内の視界の邪魔になることなく、開放的なリビングとして過ごすことが出来そうです。また踏み板の下にけこみ板を付けた階段は小さな子供がいても安心で、階段下部分は収納スペースにもできます。どちらがいいかは好みでしょうが、このように階段の違いも必ずメモをしておきましょう。ここでは階段手摺の素材や階段自体のデザイン性の印象なども書き留めてください。
1階部分は水回りスペースを中心に見ておきましょう
1階はキッチン、ユーティリティ、バスルームなどをじっくりと見てイラストにしてメモを書いておきましょう。水回りスペースを見るときはメジャーもあると良いかもしれません。
キッチンは色味や収納、冷蔵庫の位置も確認
例えばキッチンの場合はその色味やデザインの印象をまずチェック。そして収納スペースのゆとりや、その印象。シンクの大きさ、作業スペースの広さ、調味料などを収納するコーナーはあるかどうか。食器洗浄乾燥機はあるかどうか、食器棚はあるか。冷蔵庫を置くとしたら、その位置と冷蔵庫の開き方は馴染むかどうか。例えば冷蔵庫の位置が左側で、左開きの冷蔵庫は使いにくいですよね。利き腕と冷蔵庫の位置、冷蔵庫の開き方もメモしてみましょう。
メジャーも欲しいユーティリティのチェック
ここは洗面化粧台の大きさや収納力、リネン庫、そして洗濯物が干せるかどうかもチェックしておきましょう。これも間取図では分かりにくい部分ですね。このユーティリティは脱衣室を兼ねる場合が多いので、できれば広い方が便利です。そして後に物干し竿を設置できるのかどうかも考えましょう。最初から付いている場合は便利ですが、無い時は自分たちで取り付けできるスペースがあるか、メジャーがあれば壁から壁の長さも測っておきましょう。ここも簡単なイラストで、洗面化粧台とリネン庫、また洗濯物が干せるかどうか、メジャーで測った長さもメモしておきましょう。このユーティリティは、洗面化粧台の他にも洗濯機や家族の洗濯物を置く場所にもなりますので、ゆったり使いやすいのかも考えてください。収納が足りないと思ったとき、棚などを足すスペースがあるのかも大事です。
バスルームは浴槽も含めて快適?
バスルームはまず親子で入れる広さ、浴槽の大きさなども確認しておきましょう。ここも間取図では分かりにくい部分です。そして鏡の位置や蛇口の位置などもイラストにしておきましょう。浴槽が深いと小さなお子さんがいるときはできるだけ避けたい部分。浅めで広い浴槽なら、バスタイムも楽しいものになるでしょう。また、バスルームには浴室暖房乾燥機などの設備が付いているところもあります。この設備があれば、バスルームでも洗濯物を干すことができます。こうしたバスルームにはパイプも設置しているはずなので、ここもイラスト&メモしておきましょう。
家の中のチェックが終わったら外観デザイン
外ではまず敷地と建物の位置を見て、外観デザインをイラストで描きましょう。簡単でいいのです。「三角屋根に木製のドア、そして外壁の色や玄関回りはレンガ風のタイルをあしらっています」。こんな感じです。最初は好みじゃなかった外観デザインでも、室内をいろいろと見て気に入り、ここでも良いかと思うことはままあるでしょう。でも譲りたくない外観デザイン、その綱引きをするためにも外観デザインのイラストも重要です。
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