注文住宅のいろいろ
2021.06.18
今さら聞けない「DIY」ってナニ?
最近は「DIY」というフレーズをよく目にすると思います。この「DIY」とは「do it yourself」の略で「ディー・アイ・ワイ」と読みます。「do it yourself」つまり「自分自身で行う」という意味ですね。英訳サイトで検索するとストレートに「自分でやれ」と出てきて、「そんな突き放さなくても…」という気分にもなります。広い意味で使われている用語ですが、住宅関係では予算をかけずに自分の求めるモノを作る。欲しいのになかなか見つからないモノを作る。そして部屋をより快適にするためにモノを作る。例えばウッドデッキにもチャレンジするなど、さまざまな目的や目標を持って実現することです。この「DIY」もいろいろとありますが、よりステキな住まいにするために、この「DIY」について考えてみましょう。
日曜大工とは違うの?
日曜大工とは古くから使われているフレーズで、お父さんが休みの日に趣味の大工仕事をすることを指しています。お父さんが作ったイスなど無骨な感じですが、味のある家具などを作ってきたことでしょう。この日曜大工と「DIY」は違うのでしょうか。違うような印象を受けますが、同じと考えて良いと思います。そしてどちらも資格を取得することができます。
DIY工作アドバイザー
JLESA(日本生活環境支援協会)主催。
DIY工作の基本から応用をマスターし、アドバイザーとして活動可能であるとみなされた方へ認定される資格です。
日曜大工士
JDP(日本デザインプランナー協会)主催。
道具の適切な使い方やDIY工作に必要な手順を理解した方へ認定される資格です。
このようにふたつ資格がありますので、「DIY」が趣味という方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。好きでやってきた世界が広がるかもしれません。
初心者はどこからやればいいのでしょう
まずはカンタンなことからチャレンジ
「DIY」はやったことはないけど、挑戦してみたい!という方は、まず身近にあるカンタンなモノから作ってみましょう。100均グッズでもできるので、予算もそんなにかかりません。ここでちょっと紹介してみましょう。
このように、まず本当にカンタンな部分からスタートしてみましょう。そして、少しずつ幅を広げていき、オシャレな空間をつくるために工夫をしてください。
テーブルや棚に挑戦するときは工具も揃えましょう
「DIY」通おススメの工具もご紹介
本格的にテーブルや棚、ウッドデッキなどを作る場合は、それなりの工具も揃えないといけません。トンカチやノコギリ、大小のネジ、メジャー、差し金、水平器、チョーク&鉛筆、木板などをまず揃えておきましょう。そして以下が「DIY」通の方おススメの工具です。
1. 電動ドリルドライバー
ネジを止めたり、穴をあけるときに使います。これひとつあると特にネジ止めが便利になりますね。
2. 木材用の穴あけビット
電動ドリルドライバーの先端に付けるものでこれもさまざまな種類があります。用途に応じて調べて用意しましょう。
3. サンダー
ムラなく材料を研磨する工具です。塗装前の下地を整えたりできます。
4. ジグソー
フリーハンドで直線や曲線を切る作業に便利なジグソー。板だけじゃなく、プラスチックや鉄などがカットできるブレードも用意されています。
5. 電動丸ノコ
直線専用のカッティング工具、電動丸ノコ。ノコ刃の直径によって切断できる板の厚みが異なり、大きいほど厚い材料を切断できるのが特徴です。
6. ビスケットジョイナー
複数の木材をつなぎ合わせる工具です。
7. トリマー
木材のフチを切削する工具です。
ここできたら本当に大型のモノを作るイメージが出てきます。プレッシャーも感じると思いますので、最初はあまり無理をせず、壁の棚や小さな台などから挑戦してみると良いでしょう。
ウッドデッキ作りにチャレンジしてみよう
外と住まいを一体化できる快適なウッドデッキ
テーブルや棚などを作って慣れた後は、お庭の楽しみにもなるウッドデッキ作りにチャレンジしてはいかがでしょう。難しいと思いますが、時間もたっぷりとあるので、自分のペースで少しずつ完成を目指してみましょう。それにはまず、カンタンなスケジュールを組み、そして施工場所のチェック、プランニングからのスタートとなります。
ウッドデッキづくりの工程
1. ウッドデッキを作りたい施工場所をチェックします。地面が柔らかい土の場合は砕石を敷き詰めて固めます。コンクリートの場合はそのままでOKです。
2. ウッドデッキのサイズ、形を決めましょう。ここでは設計図もカンタンに描いておくと便利です。そしてデッキの床材を支える基礎石を設置します。
3. ウッドデッキのサイズが決まった後は、束柱を設置する位置と感覚を決めます。まずデッキ4隅を決めて立てます。
4. 床材を支える根太と言われる木材を予定しているウッドデッキの長さに合わせて、束柱の上に取り付けていきます。
5. ここで床材を貼り付けます。木目が横に貼ったタイプの床材だとサッシに合わせて水平が取りやすく、キレイに見えます。
このように、ウッドデッキを作る場合はプランから考えて、施工場所の地盤も大切な要素となってきます。また、出入りするサッシのある入り口に合わせて水平にするのもポイントになるでしょう。初心者には難しいかもしれませんが、慣れている方はきっと上手に快適なウッドデッキを作れると思います。
「DIY」についていろいろ説明してきましたが、小物を使って工夫をするのも、工具を使ってテーブルやウッドデッキを作るのも「DIY」と言えるでしょう。例えば、キッチンだって工夫をすることで、「DIY」のしやすい場所といえます。かわいいキッチン製品を壁にぶら下げたり、パスタ入れや調味料入れを飾ってみたり、チャーミングなキッチンには使う人の愛情が込められています。こんな風におうちを大事にして、足りないモノはプラスしていきながら「DIY」も楽しんでください。
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