注文住宅のいろいろ
2021.05.30
リーズナブルな規格住宅もイイよね
この規格住宅とはハウスメーカーや工務店があらかじめ間取りを数パターン用意し、そこからセレクトして建てる住まいです。プランが何種類か用意されているため、注文住宅のように悩む必要はなく、気に入ったプランを選ぶだけ。また、このようにプランが決まっていると最初から資材などもパッケージ化でき、コスト的にも普通の注文住宅よりはおトクです。本体価格では1000万円台も可能なので、予算は厳しいけど一軒家が欲しい方には、念願のマイホームを実現できるチャンスと言えるでしょう。ですが、デメリットとしてはプランを「選ぶ」のですから、当然すべてが希望通りの住まいにはなりません。そこをどう考えるのかは、すべてあなた次第となります。
規格住宅の特徴
土地の形状も考えたプランをラインナップ
ハウスメーカーや工務店の規格住宅は、最初から土地の形状も踏まえたプランを用意しているところもあります。例えば基本プランがまずあり、狭小地用プラン、1階にガレージをビルトインしたプラン、2階リビングのプランなど、それぞれ面積別に数種類揃え、東西南北どの向きで建てるかも、もちろん折りこみ済。ここまで幅広くプランがあると、自分たちの希望に見合ったプランを見つけることができるかもしれません。ですが、この規格住宅プランを用意しているか、またその種類はどの程度なのかは各メーカー・工務店などによって異なりますので、まずいろいろと検索をして確認してみましょう。
土地が無いときは、土地も一緒に考えるとプランのセレクトもカンタンに
土地も一緒に探したい方は、同じハウスメーカーまたは工務店にお願いすると、よりスムーズになります。希望するエリアに狭小地がありました、ではその土地に合ったプランを探しましょう。こんな感じになりますね。または景観が良いところに広い土地を見つけたので、その美しい自然を生かす窓の大きなプランにしましょう。こんなこともあるでしょう。土地とプランの関係を生かしやすいのが、規格住宅の魅力ともいえます。
最初に本体価格にどこまで含まれているのか確認しましょう
ひとつのプランを選んで、それで終わりじゃありません。この規格住宅の本体価格にはどこまで含まれているのか、確認しましょう。断熱などを含めた住宅性能、冷暖房設備、照明、カーテン、造作家具、床材など、これは本体価格に含まれているのか、オプションなのか必ず聞いておいてください。ここで本体価格についての考え方が変わります。例えば、これらすべてオプションの場合は本体価格が当然高くなりますね。「この価格なら注文住宅の方が良い」というケースもあるでしょう。一番重要ともいえる部分なので、本体価格の内容とそれに伴うオプションとその価格は必ず確認してください。
規格住宅のメリット
あらかじめプランが用意されているので希望に近いプランをセレクトできる
「注文住宅を建てたいけれど、間取りやプランはどう考えていくのか分からない」こんな方たちには、まず規格住宅のプランをチェックしてみましょう。そして、そのプランの中でも、「こんなことができるんだ」「ここはこうしたら良いんだね」と、プランづくりの勉強にもなります。そしてきっちりと見ていき、自分たちの希望に近いプランがあった場合は、そこの会社の資料を取り寄せましょう。価格の中には何が含まれているのかも必ずチェックして、気に入ったプランがあったときはコンタクトを取ってみましょう。
外観や壁クロスのカラーを自由に選んで、オリジナリティを出せる
規格住宅の中からひとつプランを選んだとします。ここからは個性を出せるプランニングができます。そのカギとなるのは「セレクト」です。例えば外観の色や内装材の色、壁クロスの色や柄を選んでいくのですが、この選び方もその方、またはファミリーの好みによって変わりますので、同じプランでも同じ家にはならないはずです。内装の壁クロスひとつにしても、ホワイトが中心の家とベージュ系が中心では印象は違います。また、壁一面だけビビッドな色にして、住まいにアクセントを付けるのも良いでしょう。このように壁クロスのセレクトだけでも楽しい家づくりになります。
さらに外観にも同じことが言えますね。シンプルなフォルムだけど外壁の色を考えることで、他にはないステキな住まいの表情を生み出すでしょう。
シンプルで手の届きやすい規格住宅。DIYもお手の物
価格的に手の届きやすい規格住宅ですが、最初からすべて出来上がった住まいじゃなくても良ければ、コストメリットのあるベーシックなタイプのプランをセレクトしておきましょう。これで器はできます。これからは自分たちで手をかけて、より個性的な住まいを作り上げていきましょう。例えば壁には棚を設けて、かわいいアイテムを飾っても良いでしょう。またDIYでウッドデッキを付けて、外と家がつながるような住まいにすることもできます。日差しと風を感じながらくつろげ、庭はさまざまなお花が並ぶ、ガーデニングに挑戦しても良いでしょう。
規格住宅のデメリット
出来上がっているプランなので変更はできません
規格住宅のデメリットは、やはり間取りを選ぶのですから、完全な注文住宅ではないということでしょう。間取りの変更もできませんので、最初からすべて自分たちで考えたい。という方には向いていないでしょう。また仮に変更ができるとしても、その分の費用も必要になると思います。
規格住宅は予算を抑えて、インテリアなどを使ってオシャレに暮らしたい若いファミリーに向いていると言えます。
壁クロスなどのセレクトであまり冒険しないこと
これは普通の注文住宅でも同じだと思いますが、内装の壁クロスはあまり色や柄で冒険するのは止めましょう。パブリックな空間はシンプルに、そしてそこに色味を足しても2色程度にしておきましょう。あまり派手な空間づくりをすると、長く暮らすと飽きるので、シンプルな色合いを心がけてください。この内装の色合いで失敗をして、後悔をする方もいますので、思っているのよりひとつ抑えるのがコツです。
選んだプランに手持ちのインテリアが合わないこともあります
検討を重ねて、ひとつのプランを選んだとします。内装も外観も満足、さあ引っ越しをというときに、手持ちのインテリアが室内にサイズが合わない。雰囲気もなんだか今ひとつ。こんな失敗をするケースもあります。中でも大切なのはリビングセット、ダイニングセット、キッチン関係、ダブルベッドなど大き目のインテリアでしょう。大切に使ってきたので、買い替えはしたくない。そんなとときは最初にそのインテリアのサイズを測ってそれらが室内にしっくりと収まるのか、最初に測っておきましょう。
壁クロスなどのセレクトに後悔しているとき
壁クロスのセレクトで失敗したと思っている方は、費用はかかりますが張り替えもできますので、家の印象を変えることはできます。ですが、間取り自体を変更するには大規模リフォームが必要になりますので、今ある間取りを工夫しながら上手に暮らす方法を探してみましょう。
外観が地味だと思うときは
エントランスにお花やグリーンの鉢などを置いて、ちょっと彩りを添えてみましょう。
それだけでも住まいの表情が変わります。
このように何でも工夫次第。規格住宅で楽しいマイホームをプランしてみましょう。
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