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注文住宅を予算内で収めるアイデア12選

注文住宅を予算内で収めるアイデア12選

子どもが大きくなってきたので、そろそろ注文住宅を建てたい。そんなファミリーは多いことでしょう。できれば広い家でノビノビと遊ばせたい、子ども用の個室がほしい。夫婦それぞれの空間もあれば…希望はたくさんあると思います。そして、さっそく実行したい!でも予算はあまりかけたくない、無理な住宅ローンは組みたくない。そんな迷いも出てくるでしょう。そこで今回は、できるだけ予算をかけずに注文住宅を建てるアイデアをご紹介。工夫をしてコストを削って、上手にマイホームを実現しましょう。

①    家族それぞれの希望と優先順位をまとめる

低予算にしたくても、自分たちの希望をまったく取り入れていない住まいでは暮らしたくないものです。そこで、家族それぞれの希望をまとめて、優先順位をつけてみましょう。

  • パパ 1位/書斎 2位/大きな吹き抜け 3位/窓付きのバスルーム
  • ママ 1位/対面キッチン 2位/たくさんの収納 3位/広々ユーティリティ
  • 私  1位/自分の部屋 2位/かわいいベッド 3位/ピンクのカーテン
  • ボク 1位/遊ぶところ 2位/レールのおもちゃを置きたい 3位/走る場所

こんなカタチでもいいので、まとめてみましょう。

ここではまず、家族の1位と2位をプランに入れるように考えておきます。
書斎、対面キッチン、子どもたちの部屋、遊べる場所
大きな吹き抜け、たくさんの収納、かわいいベッド、おもちゃを置ける場所

なんとなくイメージがつきますよね。最終的に家族それぞれの希望が反映した住まいだと、満足度も変わります。
2位が無理ならせめて各1位の要素は取り入れるようにしましょう。

①    建物本体以外にかかる費用を知っておく

家づくりには建物本体の価格以外に足場代、冷暖房設置工事や税金などの諸費用もかかります。別に土地を買う場合は、仲介手数料もかかります。


建物の目安

本体工事費 約70%
付帯工事費 約20%
諸費用   約10%


土地の目安

土地代 約95%
諸費用 約5%

以上のようになります。諸費用は現金で支払いますので、自己資金を用意しておく必要があります。
いくらぐらいかかるのか、概算で良いので確認しておきましょう。

③    土地は狭小地や変形地でも大丈夫

正方形や長方形の広い土地なら家も建てやすくなりますが、その分価格もそれなりに高くなります。そして予算内では無理なケースもあるでしょう。そこで狭い土地や変形した土地にも注目してみましょう。価格も比較的おトク感があり、上手にプランすることで希望に合った住まいの建築も可能です。また北側道路に面した土地でも、建物の南面を広くすることで日当たりの良い住まいになります。狭くても高層が可能な地域では、タテに伸びる3階建ての住まいでも良いですね。このように考え方次第なので、柔軟に土地探しをしましょう。


④    家の形はシンプルにする

家の形は凸凹の無いシンプルな形だと屋根や外壁、内部の仕上げ材に使う面積が減るのでコストダウンをすることが可能です。屋根の形もシンプルな三角屋根や片流れ屋根だと工事費の節約に。そして片流れ屋根の場合、傾斜は緩やかな方がコストダウンになります。
外観のデザインにこだわりが無い方は、できるだけシンプルな外観を目指しましょう。

⑤    外観の建材は種類を絞ること

外観の外壁材も種類を絞って1種類にすると、ここでもコストダウンができます。例えばサイディングの外壁に木材をアクセントにしたい。こんな複数の建材を使うとコストがアップしてしまいますので、注意しましょう。これは室内も同様で、内装材を複数使うことでコストに影響が出る場合があります。プランニングを進めていて、どうしてもこだわりたいときは、担当者に確認をしながら計画を進めてください。


外壁材は1種類に絞り、外観や屋根はシンプルな形にしましょう

外壁材は1種類に絞り、外観や屋根はシンプルな形にしましょう

⑥    室内の間仕切りを減らす

間仕切りを減らすと材料費や施工費も減らすことができます。例えばリビング、ダイニング、キッチンをオープンなフロアにすると、間仕切りをしたプランより施工費はかからず、開放的な空間を確保できます。これによって日当たりの良い伸びやかな室内となるため、ゆったりと過ごせるでしょう。このようなメリットもあるので、1階フロアはできるだけ開放感をポイントにしましょう。ここでは対面キッチンにすると「ママ」の希望通りとなります。

また2階の子ども部屋は、建築当初は広い室内にドアを2個つけて、将来的に間仕切りをするプランにするとここでもコストダウンができます。この子ども部屋の間仕切りが必要になったときは、壁にしなくても収納付きの可動間仕切りやカーテンなどでも良いので、ここは将来的に考えることにしましょう。広い空間になるため「ボク」の希望通り、走れるし、遊べます。そして間仕切りをした後は、かわいらしいコーディネートにすると、「私」の希望も叶います。

⑦   個室の広さにはこだわらない

できれば広い空間が欲しいところですが、子どもたちはいずれ巣立っていくし、個室の広さにはあまりこだわらなくても良いでしょう。寝室も最低限、就寝しやすければOK。その分、ウォークインクロゼットや物入、納戸などの収納スペースを意識してプランすること。そして4.5畳でもいいので、書斎を作ると「パパ」の希望が叶います。デスクまたはカウンターが必要なときは自分でDIYをすると節約できるので、チャレンジしてください。

⑧    水回りの位置を一カ所にまとめる

キッチン、ユーティリティ、バスルームなど水回りを集中させることで給排水管を短くでき、材料費や施工費をコストダウンできます。またトイレを2階にも設けるときは、1階の真上に配置することで配管をシンプルに伸ばすだけになります。このように、水回り関係の場所をまとめることでもコストをダウンでき、またキッチンからバスルームまでの動線も便利。きっと暮らしやすい住まいになりますので、ここも検討しておきましょう。


水回りスペースは一カ所にまとめるとコストダウンが可能です

水回りスペースは一カ所にまとめるとコストダウンが可能です

⑨    規格外の建具や窓は使わない

規格外の建具(ドアなど)や窓は割高になる傾向がありますので、できるだけ既製品の中からセレクトしましょう。

⑩    将来のメンテナンスコストも考えましょう

完成後にかかるメンテナンスも将来的には必要になります。特に外壁材は傷みが早いとその分、お金をかけて修繕することになります。最初は高くてもメンテナンスフリーの外壁材を選ぶのもひとつの方法です。また暮らしていくうちに、水回りの設備も取り替えることがあるかもしれません。こうしたときの費用も最初から考えておくと、先の暮らしの不安も無いでしょう。

⑪    見積もり決定後に変更をしない

見積もり決定、契約後の変更は部材の発注や工事のやり直しなので工期が伸びれば、材料費も人件費もかかります。契約をした後はできるだけ変更をしないように心がけておきましょう。


契約後の変更はしないようにしましょう。予算をオーバーすることがあります

契約後の変更はしないようにしましょう。予算をオーバーすることがあります

⑫    ウッドデッキなどはDIYで作る

せっかく庭があるのに、ウッドデッキの予算がない。こんなときは自分たちで作ってしまいましょう。ここはパパの出番です。自分の好みでやりやすいように簡単にプランし、そして作ってください。子どもたちも手伝えば、週末のイベントのように楽しくなるかもしれません。

また、壁にいろいろ飾るのもDIYでできます。ニッチ代わりにフェイクグリーンや雑貨などを上手に飾ることで、室内のイメージも変わるでしょう。


ウッドデッキなどはDIYでチャレンジしてみましょう

ウッドデッキなどはDIYでチャレンジしてみましょう

このように、できるだけ開放的にシンプルな住まいにすることでコストダウンもでき、暮らしながら自分たちで空間を彩ったり、DIYをすることで、ステキなマイホームを実現できます。ぜひ検討してください。


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