
モデルハウス見学関係
2021.03.26
【モデルハウス見学】チェックシートを作ろう
まず常設モデルハウスが集合して展示されている、各地の「住宅展示場」へ行ってみましょう。ここでは各メーカーが趣向を凝らして多彩な住まいを展示しています。代表的なのは「北海道マイホームセンター」で、札幌市では4カ所、他にも旭川、帯広、函館など道内最大級4都市7会場、31メーカー86棟が展示されています。ここへ行くことからまずスタートしてみましょう。でも訪れるとき、ただ単純に見学して回るだけでは、情報をまとめることが難しくなります。そこで、分かりやすいチェックシートを作ってバッグなどに入れておくと良いでしょう。
「北海道マイホームセンター」ってどこにあるの?
「北海道マイホームセンター」の場所などをまとめてみました。
【札幌市内4カ所】
・札幌会場/札幌市豊平区豊平1条10丁目
ここでは28棟のモデルハウスが公開中です。
イベントも多く行われるので、常にサイトをチェックしておきましょう。
・札幌森林公園駅前会場/札幌市厚別区厚別東5条8丁目
JR森林公園東口すぐにあります。展示されているのは10棟。
家づくり相談会なども行われています。
・札幌山鼻会場/札幌市中央区南23条西10丁目
展示されているのは現在7棟です。ここでも各種イベントが開催されていますので、最寄りの方は参加してみましょう。
・札幌北会場/札幌市北区太平6条1丁目
展示されているのは8棟です。駐車場も多く、ゆったりと見学できる開放的な場所です。
以上が、札幌市内の4カ所となります。札幌近郊でマイホームを検討中の方は、まずこの4カ所は回った方が良いでしょう。また他にも札幌市内では個別の販売モデルハウスなども多く公開されているため、アンテナを上手に立ててチェック。札幌市内はもちろんその近郊の石狩市や北広島市でもモデルハウスはあります。エリアを札幌市内からちょっと広げても良いモデルハウスはたくさんありますので、そこも考えておきましょう。
【旭川市】
・旭川北彩都会場/旭川市宮前1条2丁目
旭川では12棟のモデルハウスが展示されています。
北海道第2の年、旭川市は最も暑い夏の平均気温が21.1℃、最も低い1月の平気気温は-7.5℃となっており、その気温差は28.6℃。北海道でも寒暖差が大きく、特に冬の寒さ対策が大切な地域です。そこでポイントになるのはやはり「高断熱高気密」の住まい。暖かく心地よい空間づくりが大きな条件となります。そこを念頭に入れて見学して歩きましょう。
また旭川市やその近郊エリアでも単独のモデルハウスは公開されています。こちらは等身大の暮らしを想定でき、また暖房システムなども詳しく確認できますので、やはり見学したいところです。
【函館市】
・函館会場/函館市桔梗町418番20号
函館会場では13棟のモデルハウスが展示されています。
観光地としても名高い函館市の気候ですが、夏は高温多湿で比較的過ごしやすく、1年を通して-6℃~25℃の温度差となります。温暖な地域なので家づくりの場合は、日当たりや風通しなどをポイントにすると良いでしょう。もちろん冬の寒さ対策は必然ですが、北海道全道で建つ住まいは「冬暖かく夏は涼しい」高気密高断熱は当たり前。この当たり前の構造をベースに函館近郊ではロケーションや風を感じる住まいづくりがおススメです。
【帯広市】
・帯広会場/帯広市西4条南16丁目
帯広会場では8棟のモデルハウスが展示されています。
帯広市を含む十勝地方は大陸性気候が特徴。春は暖かく日照時間が長く快適に過ごせます。夏も内陸部は好天が続き過ごしやすい毎日となります。真夏日も多く、北海道内でも真夏日1位なのが帯広市です。一方で冬は-30℃になる地域もありますので、寒さ対策も注意しておきましょう。冬は山沿いの地域以外では雪は少なく、晴天の毎日に。年間を通じて長い日照時間に恵まれています。
以上、各地の「北海道マイホームセンター」を紹介しましたが、地域によって気候が少し異なるのも、広い北海道の特徴となります。
札幌はヘルシンキと同じ平均気温、旭川はモスクワと同じ平均気温。札幌の場合は北欧と同じような気候が特徴です。
こうした地域やエリアの違いを生かした住まいづくりを考えていくのが重要なポイントになります。
さらに単独のモデルハウスも各地とも近郊エリアで公開されていますので、こちらにも足を運んで、自分たちの豊かな暮らしを想像しながら見学していきましょう。
見学用チェックシートをつくりましょう
各地のモデルハウスを見学するときは、必ずチェックシートを作ってください。そうしないと、ただ眺めるだけでは印象とメーカーもごっちゃになってしまいそう。せっかく見学するのですから、情報整理のためにも用意しましょう。
チェックシートの項目としては下記を参考にしてください。
- メーカー名
- 住所、展示場名
- モデルハウス名
ここまでは行く前に記載しておくと良いかもしれません。
そして細かくチェックしていきます。
- 外観デザイン
- 屋根の形
- 屋根からの落雪場所はあるか
- 外観の素材、雰囲気
- 玄関ドア
- 玄関内の暖かさ、シューズクロークなどはあるか
- 間取り(4LDK)など
- 間取りの構成~1階はパブリックスペースにキッチン、水回りスペースなど
- 2階はフリースペースに個室2つなど
- 1階動線の機能性
- キッチンやユーティリティなどの設備
- 浴室のサイズ
- 収納スペースは豊富にあるか(場所をかんたんに記載)
- 床材や室内空間の印象、素材は?
- 造作家具の有無と印象
- 中2階がある場合はその使い勝手
- 階段の位置と便利さ
- 子ども部屋の明るさ
- 寝室の広さ、ゆとり
- 2階の動線
- 吹き抜けがある場合の印象
- 日当たり、通風
- 耐震・耐火性を確認する
- 高気密・高断熱の住まいか
- 庭はあるか、その広さは
- 駐車スペースはあるか、その場所
- 価格
- スタッフとの相性、印象
- 全体を通しての印象
- 好きだった部分、実現したい部分
- 不要と感じた部分
- その他、雑感など
以上が一般的な項目となりますが、Excelなどで作成しても良いし、ノートにざっくり書いても良いでしょう。その場合、メーカー名と住所だけは分かるようにしておきましょう。そして必ず、参考にしたい部分は書いておくこと。ドアノブひとつ、階段の手すり、照明など気に入った点は、後の参考にもなりますので忘れないようにしてください。インテリアでもいいです。こんな家具があればステキと思ったときは、チェックしておきましょう。
例として一般的なチェックシートも掲載しますので、こちらも活用してください。
地域別にチェックしたいこと
札幌市内や近郊の場合は寒さ対策に加えて、狭い敷地に建てるケースもあると思います。狭小地で3階建ての住宅も多くありますので、こういうときは2階リビングや日当たりの工夫などもしておきましょう。3階建ての場合1階はガレージにもできるので、マイカーライフも便利になると思います。
旭川市やその近郊の場合はとにかく冬の寒さ対策を考えましょう。そして岩見沢市周辺などは豪雪地帯でもありますので、雪の問題も大きなポイントになります。雪捨て場、融雪機の設置なども快適な毎日を左右する要素となります。こうした地域の場合、雪処理問題も含めて家づくりを考えましょう。
函館市や帯広市の場合は温暖で日当たりが良いことからも、窓を大きくして光と通風の良い住まいづくりがカギになりそうです。特に日照時間の長い帯広市近郊ではソーラーパネルを設置して電気をうまく活用しても良いかもしれません。
このへんの地域性の違いなどもチェックシートに含めると、さらに分かりやすい情報を収集できると思います。ぜひチャレンジしてみてください。
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