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完成見学会、オープンハウスとは?

完成見学会、オープンハウスとは?

住宅展示場やモデルハウスとは違って、「完成見学会」「オープンハウス」というのもよく見かけると思います。「完成見学会」の前に「構造見学会」などを実施するメーカーもあり、これは施主さんのいる住まいの構造や完成した建物を一定期間公開するものになります。家づくりのノウハウのひとつ「構造」についても学ぶ機会になりますので、「構造見学会」もできれば見学しておきましょう。もちろん「完成見学会」も、特に参考になりますので、ぜひ出かけて見学してください。

「完成見学会」へ行こう

「構造見学会」では構造を見学

文字通り、建築中の建物の構造を見学できるものです。木造軸組工法の場合、断熱材の入れ方や柱や梁はどうなっているのか、また2×4工法や軽量鉄骨、コンクリート住宅の場合はどんな構造になっているのかも興味深いですね。そしてここでは大工さんや担当者と話ができる機会でもあります。構造について、または工法についての疑問や質問はここで聞いてみましょう。また、現場がキレイか、ゴミなどは整理されているかもチェックしましょう。良いメーカーは現場もキレイにしています。こんな部分も、ちゃんと確認してください。

「完成見学会」とは施主さんの好意で、建物を公開することです

完成見学会とは、実際に住むファミリーがいる新築住宅を好意で公開する住まいのことです。どこのメーカーの住まいがいつ公開になるのか、チャンスを逃さないようにアンテナをしっかりと立てておきましょう。最近はやはり完全予約制の完成見学会も多いので、まず見たいときは予約が必要になるでしょう。そして見つけたときは素早く予約し、時間を作って見学に行きましょう!

「完成見学会」の外観チェックポイントとは

  • まず外観デザインを見ましょう→使われている素材やデザインは好みか。
  • エクステリア(外構)はどうなっているのか。未完成の場合はどんなプランを考えているか担当者に聞きましょう。
  • 玄関ドア→木製かアルミ製か。デザインや色味も確認

外観からチェックしていきましょう

外観からチェックしていきましょう

「完成見学会」の室内チェックポイントとは

  • 間取りは3LDK?4LDK?
  • まずは家の中をざっくりと見学しましょう。人が多いかもしれませんので、子どもがいる場合は抱っこなどをして、走り回らないようにすること
  • リビング、キッチン、ダイニングの配置が理想通りか確認
  • ユーティリティの広さや使い勝手を考えてみる
  • バスルームのサイズを確認する(1418、1620など)
  • 階段の位置とデザインをチェック
  • 2階には何部屋あるか?子ども部屋やフリースペースはある?
  • リモート作業をできそうな空間はあるか?

「完成見学会」の初日などは人が多いこともあるので、最初はざっくりと見学しておきましょう。外観や室内の雰囲気、設備などで気になる部分があったときは、改めてもう一度見学に行ってください。


「完成見学会」もう一度行くとき

・玄関にシューズクロークがあるかチェック
玄関は家族が多いほど靴を多く置く場所となります。そして北海道ですから普通の下駄箱では長靴やブーツを収納するのは難しいですよね。そこで、玄関の土間から続くシューズクロークがあると大変便利です。冬用の靴はもちろん、アウターやジョンバーなども置けるような広さだと尚便利。ベビーカーも置けるようなスペースにしておくと、玄関周りがスッキリとするはずです。このシューズクロークは北海道の住まいにはポイントになりますので、その有無を確認しましょう。


玄関横にシューズクロークがあると便利

玄関横にシューズクロークがあると便利

・動線をチェック
実際に住む方たちがいる住まいなので、今度はじっくりと室内を見学しましょう。まず間取りの動線です。例えば玄関からリビングを通らずにユーティリティなどへ行けるか。今は帰宅後すぐ手洗いなどをしたいので、工夫された動線か確認しておきましょう。玄関ホールに小さな手洗いコーナーがあっても良いですね。このように、生活動線を確認してください。キッチンにいる場合はユーティリティへの行きやすさも大切です。

・収納スペースをチェック
1,2階とも十分な収納スペースがあるか確認しましょう。1階なら納戸や階段下収納、キッチンのパントリー、物入など。2階は個室が多くなると思いますが、各個室のクロゼットの大きさや、ウォークインクロゼットの大きさも確認しましょう。このウォークインクロゼットには、衣類を収納するだけではなく、稼働棚はあるか、電気は付くか、コンセントはあるかもチェックです。


大型のウォークインクロゼットも欲しいですよね

大型のウォークインクロゼットも欲しいですよね

・あると嬉しい2階のトイレ
2階にもトイレがあると、就寝前後の移動も1階に行くことなく便利に動けます。もしも、現場であったときは、ここも参考ポイントにしておきましょう。

・ステキな造作家具があったときはマネしたい
テレビボードやキッチン収納など、ステキな造作家具があったときは、その素材となぜ造作にしたのか、担当者にちょっと聞いてみましょう。そして、同じようなデザインの造作家具を頼んだ場合、予算はどれくらいかかるのも、こっそり聞いてください。

・キッチンは立ってみる
キッチンはお料理をしたり後片づけをしたり、ママには一番重要な場所になりますので、まずキッチンに立ってみましょう。作業のしやすい位置にあるか、またそのキッチンの高さを担当者に確認しておきましょう。そしてキッチンのレイアウトと、リビングやダイニング、洋室や和室までが見渡せるかも確認してください。


キッチンは立って高さを確認しましょう

キッチンは立って高さを確認しましょう

・照明プランも参考にしましょう
ダイニングやキッチン、リビングなどはどのような照明プランになっているのかもチェックして、いずれほしいマイホームの参考にしましょう。

・施主さんのこだわりはどこなのか、できれば聞いておく
ひと通り見学した後は、担当者に施主さんのこだわりはどこなのか聞いてみましょう。例えば小上がりの和室だったり、オシャレなカフェ風の空間づくりだったり、きっと、そのこだわりはさまざまです。そして、それをどう実現し、予算内に収まっているのかどうかもできれば聞いておきたいですね。実際に施主さんがいる住まいを見学する機会は少ないと思いますので、とにかくアグレッシブに動いて、何でも尋ねてみましょう。

では、オープンハウスとは?

オープンハウスとは販売を目的とする建物のことです

オープンハウスとはある一定期間、販売を目的として公開する建物です。販売モデルハウスと同じようなものですが、家具を置いていないケースが多く「建物だけを見てください」というような住まいになります。公開中は担当者が常駐することになりますので、通りがかりでふと寄ることができます。買い物がてら、ママ友たちと気軽に見学しても良いでしょう。つまり、「近所でオープンハウスをやっているから見ようかな」でもOKなのがオープンハウスのメリットでもあります。

インテリアが無い空間。でもメリットもアリ

オープンハウスの場合はインテリアがあまりないと先に書きましたが、インテリアが無いだけに、「素顔」の住まいを見学できるメリットもあります。例えば、あまりにも豪華なモデルハウスを見て、インテリアも最高!な家を見てしまうと、その後のモデルハウスはインパクトが足りなく見えるかもしれません。でも、考えてみてください。「自分たちは豪邸を建てたいわけではない」のです。家族がくつろげる温かな家が欲しい方は、オープンハウスも参考になりますので、ぜひ見学しましょう。

以上、「完成見学会」と「オープンハウス」を説明してきましたが、どんな住まいもマイホームの参考になりますので、とにかくあちこちへと見学に足を運んでください。


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