• Facebook
冬シーズンに欲しい設備。全室床暖房と融雪漕

冬シーズンに欲しい設備。全室床暖房と融雪漕

暑い夏が終わり、秋の気配を感じる頃はそろそろ冬シーズンのことを考えませんか?また寒い時期がやってくるので、衣替えや住まいの暖房器具の確認もしなければいけないでしょう。そして現在、床から暖める床暖房が人気です。通常はリビングなど一か所でしたが、今では全室床暖房の住まいが増えています。キッチンにいてもユーティリティにいても、そしてトイレやホールにいても足元からポカポカ。室内も暖かく、どこにいてもホッとできる暖かさに包まれています。こんな快適なことはありませんよね。

また、積雪が多いエリアでは、除雪の負担もあります。この除雪した雪の処理がまずいと、ご近所トラブルにもなりかねません。そこで便利なのが融雪漕です。これは個人の後付けとなりますが、敷地内で雪処理が難しいときは便利な設備となります。そこで冬シーズンに欲しい全室床暖房の家と融雪漕について考えてみましょう。

床暖房システムは何種類?

床暖房システムの種類は大きく分けて電気式と温水式の2種類になります。どちらも仕様が違い、タイプもあります。では、それぞれの特徴をあげてみましょう。

電気式床暖房の種類

電気式床暖房は電気の力で床を暖めます

この電気式床暖房にも種類があり、下記の4タイプに分かれます。

①    電熱線ヒーター式タイプ
床下に電熱線のヒーターを設置することで、床を暖めるタイプです。施工が比較的簡単なので、取り入れやすいのが特徴です。

②    炭素繊維(カーボン)式タイプ
床下に炭素繊維を発熱体としたヒーターを設置することで、床を暖めるタイプです。

③    PTCヒーター式タイプ
ある一部の温度が高くなると、その部分の発熱を抑えるという“自己過熱抑制機能”を持ったPTCヒーターを用いたタイプです。

④    蓄熱式タイプ
夜間の割安な電力を利用して蓄熱し、日中に自然放熱させるタイプです。


冬でも裸足で過ごせる、ポカポカ床暖房

冬でも裸足で過ごせる、ポカポカ床暖房

温水式の床暖房の種類

床下にパイプを設置し、温水を通して暖める温水式床暖房

温水式床暖房の代表的なものは下記の2タイプになります。

①    電気で温水をつくるタイプ
主にヒートポンプというシステムで空気の熱を活用して温水をつくり、床下のパイプに温水を循環させて暖めるタイプです

②    ガスで温水をつくるタイプ
ガス給湯器で沸かした温水を、床下のパイプに循環させて暖めるタイプです。

温水式床暖房は電気式床暖房と比べてイニシャルコストは高めですが、ランニングコスト面ではリーズナブル。長い暮らしを見つめると温水式床暖房の方が経済的と言えるでしょう。また、床暖房は、床から直接伝わる熱と床から部屋全体に広がる熱の組み合わせで暖めますので、暖房器具を設置することなく家中が暖かくなります。特に温水式の方が柔らかでやさしい暖かさを感じることができると言われています。小さな子どもがいるようなファミリーにはぜひ採用したい暖房システムと言えるでしょう。

全室床暖房を希望する場合は、じっくりと検討をして対応可能なメーカーを選んでください。


ペットにもやさしい床暖房の暖かさ

ペットにもやさしい床暖房の暖かさ


全室床暖房を採用しているアーキテックプランニングの場合

全棟に床暖房を採用

アーキテックプランニングでは、全棟に温水式床暖房パネル方式による「床暖房システム」を採用しています。少ないエネルギーで床全体を温め、室内の温度を温めすぎず、しっかり身体を温める床暖房は年間を通して大幅にランニングコストを圧縮することができます。暖房にかかる費用を大幅にカットするため、経済的なシステムとも言えます。

しっかり体を温める温水床暖房の暖かさ

温風暖房と違い、温水床暖房は床面全体からのふく射熱(遠赤外線)と伝導(物体の中に熱移動)や対流(気体や液体の循環による熱移動)によって暖かさが伝わります。熱は壁や天井に一度吸収され、再びふく射されます。そのため室内の温度ムラがなく、均一に暖かくなり快適な住まいとなります。さらに少ないエネルギーで温かく感じる床暖房は省エネに向いているともいえます。

コストを抑える発想は体にも優しい

エアコン暖房のように室内全体を温めるのではなく、足元からしっかり体を温める全室床暖房はメリットいっぱい。体に良いとされる「頭寒足熱」状態へ導き、過剰な温風暖房による頭がボーっとした状態を防ぐことにより、集中力を高めるなど効果抜群。そのため子供部屋などに最適といわれています。また部屋中を温めることで均一した室温になりやすいため肩こり・冷え性などにも効果があると言われています。

ホコリ・乾燥に強い。安心でクリーンという発想

温風暖房は、風が直接当たると体温が奪われて寒く感じたり、のどが渇いたりします。床面からのふく射、伝導、対流で暖める床暖房は、風がなく、日だまりのようなおだやかな暖かさ。女性のデリケートな肌にはうれしい暖かさです。また温風がないためハウスダストの減少・結露の減少・ダニやカビの繁殖の抑制など室内環境向上にも長けているのが特徴です。

以上が同社の全室床暖房の特徴となりますが、省エネ性もあり室内はクリーン、そして暖か。冬シーズンが長い北海道では嬉しいシステムと言えるでしょう。


ポカポカの家なら冬シーズンも楽しく過ごせますね

ポカポカの家なら冬シーズンも楽しく過ごせますね

全室床暖房システムのまとめ

足元も室内もポカポカで家族全員快適

・室内どこにいても同じ室温
・温水式の方がランニングコストはリーズナブル
・暖房費の節約も可能
・クリーンで省エネ性もあり
・ハウスダストや結露、ダニやカビなども抑えられる


やはり冬は家中暖かいのが理想。得に床暖房だと裸足でも過ごすことができるでしょう。より快適な住環境を実現するためにも、全室床暖房についてしっかりと考えてください。

家中暖かいけどデメリットはあるの?

家中どこも暖かいため、食材等の保管に困るケースがあるかもしれません。家の中で寒いところが無い場合は、食材をそのまま置いておくことはあまりおススメできません。買ってきた食材はすぐ調理をするか、日持ちをさせたいときは冷蔵庫を上手に使いこなしましょう。また、保冷クーラーボックスなどを使っても良いかもしれません。そこは工夫をしながら過ごしてください。

雪処理に困ったときは融雪漕を後付けしましょう

融雪漕とはナニ?

「融雪槽」や「融雪機」は、集めた雪をタンクなどに入れ、地下水や温水で溶かす装置のことです。主な熱源は電気・ガス・灯油などがあり、 メリットは、ロードヒーティングでは溶かせない屋根からの落雪などにも対応できることです。

地下に埋め込む融雪漕

例えばここで紹介する融雪漕は円形の雪捨て場を地下に埋め込むタイプで、その深さや容量はタイプ別に揃っています。ここに雪を投げ入れるだけなので、雪処理もラク。その貯まった雪は約10℃前後の地下水を強力ポンプでくみ上げ、その地下水で溶かす方式となっています。ランニングコストは一般家庭でひと冬の電気料は1500円程度と負担はあまりありません。(融雪面積70㎡程度)。


融雪漕のフタ部分です

融雪漕のフタ部分です


フタを開けると落下防止の網。ここに雪を投げ入れます

フタを開けると落下防止の網。ここに雪を投げ入れます

落下防止の網付きなので安心

雪を投げ入れているときに万が一すべって下に!ということを防ぐために、落下防止用の網も付いています。

ロードヒーティングもひとつの融雪方法ですが、豪雪エリアではむしろこうした融雪漕の方が役に立つでしょう。
イニシャルコストはかかりますが、雪処理に悩んでいる方はこうした設備があることも頭の片隅に入れてください。

注文住宅検討者必見の「モデルハウスナビ」では、人気のモデルハウスを常時100棟以上掲載中です。
すべてのモデルハウスをバーチャルで閲覧できるのが特徴です。
ぜひ、好みのモデルハウスを探してみてください!