注文住宅のいろいろ
2021.06.11
オシャレで男前。インダストリアルな空間をつくる
良く聞くこのインダストリアルとは、住宅では無機質＆無骨なモノで室内をつくりあげるオシャレな空間のことを言います。工業的でかっこよく、さらにインテリアもそんな空間に合わせて色味や素材などを考えてセット。女性的なかわいいおうちはたくさんありますが、こちらは逆に男前。コンクリートやレンガなどを使って室内をプランしていきます。そしてそこにユーズド感のある木製のインテリアを組み合わせると、より味わい深い空間になるでしょう。また、住まいによっては天井裏の配管もそのまま見せてインテリアにしてしまう度胸の良さ、まさにクール。そんな男前になりたいときは、インダストリアルなカッコイイお部屋をつくってみましょう。
インダストリアルな空間にする6つのポイント
ポイント1 コンクリートの壁にする
コンクリート壁は無機質な印象そのままなので、インダストリアルな空間には一番マッチします。空間すべてコンクリートじゃなくても、ポイントになるところで使えば住まい全体の印象も変わりますので、まずコンクリート壁にこだわってみましょう。
リビングをコンクリートの壁にして、さらにホワイトのタイル調壁クロスでアクセント。ソファもその素材感が生きるように、ベージュ系でスマートに空間を仕上げています
コンクリートの壁に同系色のソファ。クッションはカラフルでアクセントになっています。どちらが良いのかはお好みでチョイスしましょう
リビングの一部をコンクリートの壁にしたリビング。インテリアは木目、そしてソファなどはホワイトを基調にしてクッションで遊び心をプラスしています
コンクリートの壁には同系色のインテリアやファブリックも似合いますが、ビビッドなソファやクッションを使っても、カッコイイですね。どう考えるかは自分の好み次第。とにかく、このように壁をコンクリートまたはコンクリート調の壁クロスにすることでインダストリアルな空間に近づきますので、ここからプランをスタートしてみましょう。
ポイント2 コンクリート+木の組み合わせ
例えば下の写真はコンクリートの壁に木目のキッチンとキッチン収納。さらにグリーンも置くことで、スマート過ぎず、優しい印象を与えています。このコンクリートの壁と木目は相性が良いので、ナチュラルなテイストをプラスするのがオシャレな空間づくりのコツです。さらに収納棚を吊るのはブラックアイアン。このブラックアイアンもオシャレなアクセントになっていますね。
キッチン収納は完全に見せるようにして、棚をたくさん設けています。こんなキッチンなら、友人にも自慢できるオシャレなスペースです
ポイント3 レンガをオシャレに使う
インダストリアルな空間に欠かせないモノにレンガがあります。レンガを壁に使うことによって、オシャレなカフェにいるような雰囲気にもなるでしょう。家全体だとちょっとくどい印象になりますので、壁の一面などに使うとステキな空間となります。また、レンガが予算的に厳しいときは、レンガ調の壁クロスでもOKです。色合いも素材感もさまざま、たくさんありますので上手にセレクトしてステキな空間をつくりましょう。
ダイニングの壁一面だけレンガだと雰囲気も変わりますね。レンガが無理なときはレンガ調の壁クロスでも良いと思います。ここにアンティークなテーブルを置くとオシャレ感が増します
壁にレンガを使ったリビングです。木目のテーブルにチェアのカラーも揃えて、クッションだけグレーに。落ち着きのある、まさにインダストリアルな空間になっていますね
アンティーク調のホワイトレンガの壁に木目のキッチンやテーブル、そして棚。ブラックアイアンのシェードがかっこいいペンダントライトも効果的なアクセントになっています
住まいにフリースペースなどがあれば。レンガの壁にこんなテーブルとチェアを置いて、ホッとひと息つける空間にしてみましょう。もちろんレンガ調の壁クロスでもOK！好みの柄をセレクトして貼ってください
ポイント4 サブウェイタイルを使う
古材やコンクリートの他にもインダストリアルな空間にはホワイトのサブウェイタイルをキッチンなどに使ってもよくマッチします。そこにアンティーク風の照明や雑貨たちがあるとよりGOOD。キッチンを明るい印象にしたいときは、サブウェイタイルがピッタリです。
キッチン背面はサブウェイタイルを貼り、窓枠はブラック。そしてアンティーク風のゴールドのシェードがかっこいいライトはダクトレールを使ってスポットライトもプラス。ここではホワイト、ブラック、ゴールドとオシャレなカラーでまとめています
ポイント5 モノトーンの空間でかっこよく
カラーをモノトーンでまとめるだけでも男前で、カッコイイ空間ができます。ホワイト系の内装にインテリアをブラック系でまとめると、大人の渋い住まいにもなるでしょう。この場合、壁がホワイトなら建具はブラックにするなどスケッチしながら印象を見て、かっこいい住まいにしてください。
ホワイト系でまとめた内装にキッチン収納はブラックにして、扉やダイニングテーブルのチェアもブラックに。フロアはホワイトのタイルにして、モノトーンの空間づくりにこだわっています
ポイント6 インダストリアルな空間には古材も似合います
インダストリアルな空間には古材も欠かせません。そしてヴィンテージなインテリアがあれば、さらに男前になります。また、古材を使ってDIYで棚を作っても良いでしょう。家具に挑戦してみたり、テーブルやチェアもお手製に。蔵書がたくさんある場合は、書籍棚でも良いですね。または収納チェストも欲しいところです。DIYで作ったモノたちが無骨でも良いのです、そこがこの住まいの魅力のひとつとなるでしょう。
古材と古いミラーを使った洗面化粧台。タイルを貼ってアクセントとし、オシャレなデザ インになっています
古材を使ったダイニングテーブル。味わい深い素材感があり、室内のステキなインテリアになるとともに、食事や憩いの時間もより楽しくなるでしょう
室内を飾りたいかっこいい照明や雑貨たち
照明と雑貨なども男前の住まいには欠かせません
インダストリアルな空間づくりには、かっこいい照明や雑貨、グリーンなども欠かせません。特に照明は無骨な空間に似合うモノをセレクトしましょう。そして空間が出来上がったらグリーンなどの植物を置いて、無骨で無機質な空間にちょっと彩りを添えましょう。
コンクリート壁にカウンターを設けて、こんな植物を置いてみましょう。サボテンというのがまた空間に似合うと思います
照明はやはりブラックアイアンのシェードが付いたペンダントライトが良いでしょう。コンクリートにもタイルにも、そして木目にもよくマッチします。オシャレだけど、ちょっと無骨なのが魅力です
壁がレンガの時は、シェードは大き目でこんなライトも似合いますね。これもやはりブラックアイアンです。ブラックは多様性のあるカラーかもしれません
木目の壁に下はホワイトのレンガを貼り、ブラックアイアンのボックスをセット。花などはここに付けたり下げることができます。照明は3色違う色にしているのも楽しいプランですね。このボックスもDIYで作れそうです
インダストリアルな空間についてカンタンに説明してきましたが、ポイントはコンクリート、レンガ、タイル。もちろんそれぞれ壁クロスでも良いでしょう。これらを上手に使って、無機質で無骨なかっこいい男の住まいを作ってみてください。
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