中2階のある家
2021.06.09
【2階建てだけど三層】中2階のあるステキな住まい
2階建てなのに三層。それは階段の踊り場を広くプランして中2階の空間とし、そのスペースをさまざまな用途に活用する住まいのことです。外から見た印象は2階建てですが室内に入ると階段の途中に広いフリースペースがあり、快適な住まいとなります。ここはあらゆる用途に使え、例えば窓を設けてカウンターを造作しておくと、リモートワークやひと息つく空間になるでしょう。また子どもがいるファミリーでは子どもたちのスタディコーナーやちょうど良い遊び場にもなるかもしれません。このように自由度の高い中2階の空間は、プラスワン&ゆとりのスペースとなります。ひとりになれる場所が欲しい、こんな方にも向いているでしょう。さまざまな活用ができる場所が欲しい!こんな時はこの中2階プランを検討してみましょう。
中2階とはどこ?階段の踊り場を広くしましょう
まず1階は普通のLDKとして、家族が集う場所にします。そして階段を設けるときに、広い踊り場を作り、そこからまた数段上がって2階へ。この広い踊り場を中2階のフリースペースとして活用しましょう。分かりづらいかもしれませんので、ざっとイラスト化してみました。
タテの空間で見るとこうなります。カンタンなイラストですが、三層という意味が分かっていただけると思います。この中2階を設けるスペースは1階キッチンやユーティリティの上部が良いでしょう。その分1階の天井が低くなり暗くなりがちですが、照明やキッチンのカラーなどを考えて明るい印象にすると良いと思います。
このように、階段を上がっていくと、そこにはちょっと広いスペースがあり、さらに階段を上がると2階へと行きます。この途中の広いスペースが中2階となるわけです。
中2階スペースのさまざまな使い方
快適なプラスワンの空間、どう使いますか
この中2階フリースペースの広さはさまざまで、住まいの広さ、大きさにも関係してきます。ですが、最低でもモノを置いたり、カウンターを設けて座れる広さが欲しいですよね。そこに窓があれば、さらに快適な場所になるでしょう。家族構成にもよりますが、本当に使い方はさまざまです。自分たちのライフスタイルを考えて、どんなスペースにしたいか考えてみましょう。
① リモートワークの場所に
カウンターがあると、パソコンや資料などを置いてリモートワーク、在宅ワークのスペースとして使えます。web会議などももちろんできますが、家族がいるときは生活音も聞こえますので、日中、子どもたちが学校に行っている時間を使って仕事をしましょう。たまには外を眺めて休憩したりすると、1階フロアとは違う雰囲気の空間で仕事もはかどるでしょう。
② 子どものスタディコーナーに
子どもが勉強や宿題をするスペースにしても良いですね。この場合もカウンターを設けておいて、イスを並べておきましょう。子ども部屋とは別にこんなコーナーがあると子どもたちも勉強はここで!と習慣が身につくと思います。本棚や資料入れ、ペン立てなどもカウンター下部などを利用して、収納ケースや引き出しがあるとより便利になります。
③ 子どもたちの楽しい遊び場に
小さな子どもはママと一緒に、そしてお兄ちゃん、お姉ちゃんになったときは自由に遊べる楽しい場所にしても良いでしょう。1階フロアからも見えるし遊んでいる声も聞こえます。子どもの遊び場としても活躍するでしょう。足音などが気になるときはジョイントマットなどを敷くと、床も傷つかず良いかもしれません。
④ 造作収納棚を作って、上手な収納スペースに
フリースペースとして使うときなどは、壁に造作収納棚をプランして、蔵書や趣味のアイテムなどを収納すると、他の空間もスッキリとさせることができます。また2階までのオシャレなインテリアにもなりますので、こんな収納棚もステキです。モノが多いご夫婦や収納スペースが不足気味にときは、こんな工夫もしてみましょう。
⑤ タタミを敷き詰めた和室も魅力的
中2階スペースにタタミを敷き詰めて和室にしても良いでしょう。この場合は和空間と呼ぶ方が適していますね。タタミの心地よい肌触りを感じながら寝ても良いし、くつろいでもほっこり。座卓を置けば、ここもリモートワークの場となります。お茶やコーヒーを飲みながら仕事もできて、くつろげる。大変貴重な場所になるでしょう。
⑥ お気に入りのインテリアや雑貨などをセットする場所に
くつろぎの場所や遊び場所、勉強、リモートワークコーナーの他には、好みのフロアスタンドなどをセットして絵画を飾っても魅力的な空間になります。そして大事にしてきたインテリアや雑貨などをここにディスプレイしても良い感じの雰囲気に満ちた場所になるでしょう。
以上、中2階スペースについて説明してきましたが、あげた例に限らず、完全に収納スペースにしても良いと思います。この場合はあくまでも「魅せる収納」です。アンティークなタンスやチェスト、大きなカゴなどを置いて、普段使わないモノたちをスッキリと収納しましょう。または、景観の良い場所なら大きな窓を設けてピクチャーウインドウとし、四季折々の美しい自然を眺める場所にしても良いでしょう。あくまでも自由に使えるスペースなので、家族のライフスタイルに合わせて、好きな空間づくりを実現しましょう。
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