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車やバイクもスッキリ!ビルトインガレージの住まい

車やバイクもスッキリ!ビルトインガレージの住まい

北海道ではマイカーライフが定着していて、一家に2台の車があるケースも多いと思います。またパパの趣味がバイクや自転車の場合も、ガレージは欲しいですよね。でも別棟で建築すると、その分の予算もかかります。ちょっとそれは負担になるかもしれません。そして土地にゆとりが無い場合もあるでしょう。そこで、そのガレージを建物の一部に組み込んだビルトインガレージの住まいを考えてみてはいかがでしょう。建物内からも行き来ができて動線も便利、プランによっては室内から愛車を眺めるようにしても暮らしが豊かな感じになります。そして何より冬シーズンの除雪もガレージ前だけで済みますので、こんな負担も軽減してくれます。このように、家の新築時には同時に車のことも考えてプランすると後の暮らしがより快適になるでしょう。

ガレージを作りたい。法規制ではどうなっているの?

容積率の緩和措置を受けられます

ビルトインガレージなどの車庫面積は、延床面積の5分の1を上限として、延床面積に算入しないと定められています。例えば延床面積が240㎡で、ガレージが30㎡の場合、48㎡までは延床面積に含めないため、ガレージ面積を除外して延床面積を算出します。このため、容積率の緩和措置を受けることができるので覚えておきましょう。「都心部だし、ここでは厳しいかな?」と思っていた土地でも、この緩和によって広い家を建てることができるケースもあります。そして固定資産税の面でもメリットはありますね。
「延床面積の5分の1が上限」これを頭に入れておきましょう。

ビルトインガレージの上手なプランとは?

ガレージには室内と行き来できる出入口をつくること

ガレージをプランして玄関から出入りするのも良いのですが、できれば室内からも行き来ができるような出入口を作っておくと便利です。買い物から帰ってきて、そのまま室内へ行けると重い荷物も長く持ち歩かなくて済みます。特にキッチン近くに出入口があると、食材や日用品もそこから持ち運びをすることで、よりスムーズな動線になるでしょう。また雨や雪の日も、濡れることなく家の中に入ることができるので、室内から行き来ができるのはビルトインガレージの大きなメリットともいえます。毎日の生活を振り返って、自分たちに一番向いているガレージをプランしてみましょう。


1階にガレージをビルトイン。車も出しやすそうです

1階にガレージをビルトイン。車も出しやすそうです

ここでひとつ間取りを紹介します


ガレージをビルトインした3階建て住宅のプランです

ガレージをビルトインした3階建て住宅のプランです

1階にガレージを組み込み、2台の車を縦列駐車できるようにしています。室内への出入口はパントリーへとつながる倉庫に設置。車から買い物した食材や日用品などをすぐパントリーへと運べます。ここからはキッチンも近いので、非常に便利ですよね。そして居住空間は3階建ての5LDKとワイドな住まいです。
1階はパブリックスペースになり、階段横には坪庭をプラン。リビング上部は大きな吹き抜けがあり、開放的な空間となっています。
2階は個室が3部屋あり、大きなバルコニーから豊かな景観を望めそうですね。そして3階はルーフバルコニー、大型ウォークインクロゼットが3カ所、そしてフリースペースとゆったりした印象。トイレは各階にあり、二世帯でもゆとりを持って暮らせそうです。また、リモートワークをする場合は3階のフリースペースが良いかもしれません。ルーフバルコニーからの景色を眺めながらの仕事は、きっとはかどることでしょう。

ガレージはひとつの空間として考えてみましょう

ガレージは車を駐車させるだけではなく、住まいのプラスワンの空間として考えても良いでしょう。パパの趣味の空間にしても良いし、チェアやテーブルを置いて家族がくつろぐ場所にしても良いですね。広ければ友人たちとのBBQもできる楽しい空間になります。このように何でもできる外とつながるセカンドリビングとして考えて、子どもたちのおもちゃ、三輪車などもここに収めておきましょう。天気の良い日はそのまま庭で遊んでも楽しいひとときになります。また、内装をちょっと考えてみましょう。床はコンクリートモルタルそのままで、壁は床や屋根の下地材として使われるチップボードなどにすると、費用の負担も軽減すると思います。棚などが必要なときは、DIYで作っていくと、自分たちの楽しいガレージになるでしょう。


ガレージに考えたい設備とデザイン

夜も作業をしたり、車の点検などをすることがあると思いますので、ライトは必須です。むき出しの天井にスポットライトなどをセットしてもかっこいいですね。どうせならオシャレに、そして居住空間とはまた違うガレージのデザインを考えてみるのも良いでしょう。インダストリアルな雰囲気であくまでも無機質な印象の空間でも魅力的だと思います。そして他に欲しい設備としては、洗い物もありそうなのでスロップシンクがあると便利でしょう。子どもたちの靴などもここで洗って乾かせばOK。他にもタオル類など、水を使う場面は多いと思いますので、このスロップシンクはおススメします。また電気のコンセントも付けておいてください。趣味の時間を楽しむときにはスタンドライトがあればもっと充実した時間になります。また、非常時にはスマホやタブレットの充電ができるので、コンセントはできるだけ設置しておきましょう。

敷地が広い場合は、居住スペースは2階の3LDK

広めのガレージを組み込んだ場合、1階はガレージと洋室1部屋、他は浴室、洗面室、トイレなどの水回りスペースになることが多いでしょう。こうしたプランでは、パブリックスペースが2階以上になりますね。ガレージの上をリビングにし、2、3段上がるとダイニング・キッチン。この段差にある空間づくりをスキップフロアといいます。オープンだけど、段差があることで各スペースに独立性を持たせ、快適な毎日を提案するプランです。そして個室が2部屋あると、3LDKのビルトインガレージの住まいとなります。


ガレージはひとつの空間として考え、多彩に活用してみましょう

ガレージはひとつの空間として考え、多彩に活用してみましょう

狭小地では3階建ての住まいを検討しましょう

土地が狭い都心部などでは、1階にガレージと洋室、2階はリビングなどのパブリックスペース、水回りスペース。そして3階は3部屋+フリースペースの4LDKの住まいをプランすると暮らしやすいでしょう。各階にトイレがあると尚、便利な毎日になりそうです。子どもがまだ小さい場合は3階の洋室に間仕切りをせず、広いままにしておくと予算も上手に使えます。子どもが大きくなって個室を望んだときは、改めてどう仕切るのか考えましょう。

ビルトインガレージのデメリットは?

1階に居住スペースを設けにくい

先にあげたように、1階に広めのガレージを設けたときは、居住スペースはどうしても2階になりがちです。ですが、いずれ高齢になったときのことも考えて1階にも洋室をひと部屋、そして浴室、洗面室、トイレなどをプランしておきましょう。そうすることで、いずれは1階だけで生活することも可能です。

車の買い替えで困らないように余裕を持ったガレージにする

ガレージを今乗っている車のサイズに合わせてプランしたとします。その後大型車に車を買い替えたら、ガレージに入らない!こんなことの無いように、最初から余裕を持ったガレージにしておきましょう。

換気に気を付けましょう

車の排気ガスがガレージ内にたまっては、健康にも良くありません。そのためにも最初から換気扇を取り付けておきましょう。そもそも密閉されがちな空間なので、換気や通風がしやすいように心がけておきましょう。


予算と敷地に余裕があると、こんな高級感のあるビルトインガレージの住まいが実現できます

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